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新Blogになってから100記事目となりました。
ちょうど昨年の改装オープン時にBlogをリニューアルしましたので
1年、3~4日に1回のペースで記事を書いている感じですね。
100回目はちゃんと眼鏡の記事にすることにしました。
TALEXの「モアイ」カラーの登場で今後注目されそうな
ジャンルかもしれません。メガネナカジマでは売れ始めています。
↑のようなハニカム構造のレブラコーティングが出されて10年ほど
経過しているかと思いますが、当時から現在に至るまで
マッチしたシーンに提案できずにいましたが、ここへ来て新展開です。
そう↓TALEXが夜でも掛けられる偏光レンズをリリースしたことに始まります。
TALEX:MORE EYE GREY
TALEX:MORE EYE BROWN
度なし ¥10500~
度付き ¥29400~
*マルチコート 2枚
偏光度が60%程度のOAカラーより更に色が薄く、偏光度も弱いレンズです。
夜間適合濃度に設定してきました。液晶画面を見たり夜間ドライブに◎。
これまで頑なまで市場のニーズをスルーしてきたTALEXですが
トゥービューゴルフや今後発売される1.60素材などのリリースが決まり、
売れ筋レンズのバリエーションを無視できない状況にあるのだと思います。
モアイレンズは絶対に「ポラスターⅡ」をガンガン意識してリリース
したものと考えられます↓。ポラスターⅡはモアイカラーよりリリースが早いです。
ポラスターⅡは「レブラコーティング」された夜間適合カラーの薄い偏光で
偏光度約25%:透過率80%前後の新機軸なレンズとして登場しました。
Revar PolaStar Brown
度なし ¥26250
度付き ¥39900
レブラコーティング 2枚
特殊コーティングが活きる薄い偏光というポジションは
ここ来て果然存在感があります。
そもそもこの手のレンズが注目されるキッカケはレーシックです。
レーシック手術を受けられた方の多くが眩しさに弱くなります。
術後しばらく経っても改善されないケースが多く、手術の問題点でもあります。
特に夜間の対向車ヘッドライトは眩しく、これに対応するレンズを
ご要望される方が多いのです。
PC作業もこの位の濃さがちょうど良く、TALEXのOAカラーでは
濃く感じる事はあったので、モアイ・ポラスター共に非常に良い選択肢です。
色んな使い方が出来るレンズですが、夜釣りだけは使用をお控え
下さいませ。光の無いところでは危ない濃さです。
度なし ¥21000~
度付き ¥42000~
マルチコート 2枚
偏光フィルムが入っていない、このジャンルのレンズと言えば
コダックのネオコントラスト↑。
何度もご紹介させて頂いておりますが、金属を材料に練りこむ事により
光をカットしフィルタリングしてくれます。
偏光度が25%程度ではあまり起こりませんが、液晶画面の干渉が
ネオコントラストだとありません。
そんなこんなで薄いフィルター系レンズが今後台頭してきそうな気配です。
サンプルをご用意いたしておりますので、是非ともご体感下さいませ。
中島 正貴
有限会社スクランブル 代表取締役
1999年にメガネ業界に入る。新宿の紀伊国屋にあった三邦堂(閉店)でドイツ式両眼視測定を学ぶ。2006年よりメガネブランド「GROOVER」を立ち上げ、国内外の展示会へ出展する。2011年より世界初のレンズカスタムレーベル「GOODMAN LENS MANUFACTURE」を立ち上げる。2016年より世界のアイウェアシーンで有名なアイウェアマガジン「V.MAGAZINE」、アイウェアエキシビジョン「V.O.S」の日本開催権を取得。ネコ・パブリッシングの協力により「V.MAGAZINE JAPAN」の刊行と、「V.O.S TOKYO」を開催する。2021年には日本発のスポーツサングラスブランド「XAZTLAN」を発表。2022年、メガネの「ホントにミニマムな国際展示会RAMBLE」を7年ぶりに復活。2023年、5坪のメガネ屋「陽ハ昇ル GROOVER×XAZTLAN」を表参道にオープンさせるなど精力的に活動中。
職歴
・メガネナカジマ代表
・陽ハ昇ル GROOVER×XAZTLAN オーナー
・GROOVERデザイナー
・GYARD主宰
・XAZTLAN(ザストラン)ファウンダー
・東京セイスターグループ理事
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