Polarized
稲妻フェスティバルにてメガネナカジマブースに多くのお客様にご来場頂きました。
連続して出店していますが、これだけ忙しくさせて頂いた年は記憶にありません。
厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。
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先日から偏光レンズの性能やクオリティーについて検証しておりました。
偏光レンズはフレーム選びから始まり、カーブ選定、素材、加工が重要です。
↑のサングラスは☓印のような影が出ています。
これはレンズが大きい為、レンズにストレスが掛かっている状態です。
当然ある程度のストレスが掛からないとレンズが留まらないため、
偏光でなければ許容値と言ってしまう事もありますが、偏光レンズは絶対NGです。
この加工を実現するにはフレーム側のアシストも必要で、
メタルフレームの方が”歪み”の入りづらい加工がしやすいです。
メガネナカジマでは極限まで”歪み”を取りいて加工致しますが、
以下のレンズは徹底的に取り除くことが難しいです。
*カーブの強いタイプ
*非球面タイプ
*カッチュウ・NXT・薄型などの素材
これらの理由として、アンカット(加工前)の状態で既に”歪み”が
入ってしまっていることが多く、加工ではどうすることも出来ません。
レンズ製造時にカーブや素材に合わせて精密に作りきれていない事が否めなく、
これらの素材や条件は偏光レンズともなると高価になります。
薄型化などのご要望をお聞きしながらバランスを見極めて偏光レンズを選択する
必要があります。
このあたりは極僅かなプロショップ以外、コンサルティングすることは不可能です。
いくつかの検証を終え、比較的お求めやすいレンズながらもGOODな
偏光レンズをラインナップしましたので、是非ともご相談くださいませ。
高くてもパフォーマンスの悪いor悪く加工してしまう偏光サングラスが
蔓延しているので、ご注意ください。
中島 正貴
有限会社スクランブル 代表取締役
1999年にメガネ業界に入る。新宿の紀伊国屋にあった三邦堂(閉店)でドイツ式両眼視測定を学ぶ。2006年よりメガネブランド「GROOVER」を立ち上げ、国内外の展示会へ出展する。2011年より世界初のレンズカスタムレーベル「GOODMAN LENS MANUFACTURE」を立ち上げる。2016年より世界のアイウェアシーンで有名なアイウェアマガジン「V.MAGAZINE」、アイウェアエキシビジョン「V.O.S」の日本開催権を取得。ネコ・パブリッシングの協力により「V.MAGAZINE JAPAN」の刊行と、「V.O.S TOKYO」を開催する。2021年には日本発のスポーツサングラスブランド「XAZTLAN」を発表。2022年、メガネの「ホントにミニマムな国際展示会RAMBLE」を7年ぶりに復活。2023年、5坪のメガネ屋「陽ハ昇ル GROOVER×XAZTLAN」を表参道にオープンさせるなど精力的に活動中。
職歴
・メガネナカジマ代表
・陽ハ昇ル GROOVER×XAZTLAN オーナー
・GROOVERデザイナー
・GYARD主宰
・XAZTLAN(ザストラン)ファウンダー
・東京セイスターグループ理事
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