MASUNAGAⅡ
前回の万博モデルのご案内をさせて頂いたのですが、すぐに2本セールアウトしてしまいました。
デミ×イエローを残すのみとなっております。
豪雪地の福井で農閑期に屋内で出来る仕事を作る為、増永眼鏡の創始者 増永五左エ門氏が大阪より眼鏡職人を呼び寄せたところから福井の眼鏡産業がスタートします。
1905年(明治38年)に創業、鯖江より少し北に位置する生野町でのスタートしたと言います。
1933年(昭和8年) 天皇陛下が福井県に来た時に、製品3本を献上した話が特に有名で、
1963年(昭和38年)三笠宮殿下ご夫妻と吉田茂元首相が増永眼鏡を訪れた当時の映像が残っています。
昭和8年当時の天皇陛下は言わずもがな”神”のような存在で、献上した3本の眼鏡を製作した特級の職人は製作にあたり、毎回身を清め白装束に纏い作業にあたったそうです。
献上された眼鏡の他にもう3本作られたものがありまして、今でも本社に展示されているようです。
合金らしいのですが、今でも腐食すること無く原型を留めており職人の魂が乗り写っているようだとも言われています。
MASUNAGAは今、アメリカ・ヨーロッパ・アジアを中心に大変注目されていおります。
今年、ハリウッドのクリエーターがプロモーションを担当しビジュアルを一新しました。
メイキングMOVIEもまた凄いことになっています。
日本では古風な眼鏡メーカーなのでセレクトショップがあまり手を出しませんが、ワールドワイドな視点から見れば今セレクトしておかなければいけないブランドだと思います。
一度ご覧頂ければ納得の品質ですので、お試し下さいませ。
中島 正貴
有限会社スクランブル 代表取締役
1999年にメガネ業界に入る。新宿の紀伊国屋にあった三邦堂(閉店)でドイツ式両眼視測定を学ぶ。2006年よりメガネブランド「GROOVER」を立ち上げ、国内外の展示会へ出展する。2011年より世界初のレンズカスタムレーベル「GOODMAN LENS MANUFACTURE」を立ち上げる。2016年より世界のアイウェアシーンで有名なアイウェアマガジン「V.MAGAZINE」、アイウェアエキシビジョン「V.O.S」の日本開催権を取得。ネコ・パブリッシングの協力により「V.MAGAZINE JAPAN」の刊行と、「V.O.S TOKYO」を開催する。2021年には日本発のスポーツサングラスブランド「XAZTLAN」を発表。2022年、メガネの「ホントにミニマムな国際展示会RAMBLE」を7年ぶりに復活。2023年、5坪のメガネ屋「陽ハ昇ル GROOVER×XAZTLAN」を表参道にオープンさせるなど精力的に活動中。
職歴
・メガネナカジマ代表
・陽ハ昇ル GROOVER×XAZTLAN オーナー
・GROOVERデザイナー
・GYARD主宰
・XAZTLAN(ザストラン)ファウンダー
・東京セイスターグループ理事
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