HONG KONG FAIR
先週は定休日を絡めて3日間のお休みを頂き”HONGKONG OPTICAL FAIR”へ行って来ました。
私自身は3年振りの香港となりました。
眼鏡ベストドレッサー賞などが選出される日本の眼鏡展示会「IOFT」が年々とスケールダウンしてしまい、札幌市に近い面積の国である香港の眼鏡展示会が、IOFTと比べ約4倍ほどの大きな規模で行われるようになりました。
*IOFTのスケールダウンが急速だった為、規模を維持した香港との差が広がった格好です。
かつてIOFTは”アジア最大の眼鏡展示会”と謳っておりましたが、いつの日かそのコピーも無くなり寂しい限りです。
とにかく香港フェアにはアジア圏のみならず、インドや中東、ヨーロッパからのビジターが目立っていました。
香港の展示会も新しい試みをチャレンジしていて、出展社も少しづつ変化しながら代謝している印象を受けました。
世界的なトレンドなのか、フレンチブランドの元気が今までのように感じられなくなってきていて、イタリーブランド&メーカーの動きが活性化されているイメージです。
日本ブランドも明暗が分かれてきている感じもあり、MASUNAGAの成功におけるトレンドなのか工場直販ブランドが地位を上げていく気配が見受けられます。
デザインカンパニーは、よりデザインを含めた内容を問われてきそうです。
【GROOVER HONGKONG】
我がGROOVERは今回より香港のパートナーと仕事が始まり、ようやく本格的に香港へ打ち出すことになりました。
今後時間を少し掛けながら広げていきたいと思っております。
【GROOVER TAIWAN】
そして台湾もパートナーが決まりました。
台湾は年末から年明けに掛けてスタートする予定です。
【GROOVER KOREA】
韓国も引き続き同じパートナーが来シーズンもPRしてくれます。
韓国では来年に新しい動きがありそうなので、期待しています。
会場でいつもお世話になっている大澤鼈甲の大澤社長とお会いしました。
仲間の方と一緒に来場されていたとの事です。
鼈甲はワシントン条約により捕獲・輸出入が禁じられています。
それが無ければ日本の鼈甲は、今なら香港・中国で売れただろうにと思うばかりです。
ワシントン条約による規制もまた鼈甲を魅力付けるのに一役買っているのであります。
連休まで取らせて頂いて香港まで行ってきたので、成果を上げねばとプレッシャーを掛けた甲斐があり、まずまずの成果でした。
今後、皆様にフィードバックできるよう準備してまいります。
少々お待ちを。
中島 正貴
有限会社スクランブル 代表取締役
1999年にメガネ業界に入る。新宿の紀伊国屋にあった三邦堂(閉店)でドイツ式両眼視測定を学ぶ。2006年よりメガネブランド「GROOVER」を立ち上げ、国内外の展示会へ出展する。2011年より世界初のレンズカスタムレーベル「GOODMAN LENS MANUFACTURE」を立ち上げる。2016年より世界のアイウェアシーンで有名なアイウェアマガジン「V.MAGAZINE」、アイウェアエキシビジョン「V.O.S」の日本開催権を取得。ネコ・パブリッシングの協力により「V.MAGAZINE JAPAN」の刊行と、「V.O.S TOKYO」を開催する。2021年には日本発のスポーツサングラスブランド「XAZTLAN」を発表。2022年、メガネの「ホントにミニマムな国際展示会RAMBLE」を7年ぶりに復活。2023年、5坪のメガネ屋「陽ハ昇ル GROOVER×XAZTLAN」を表参道にオープンさせるなど精力的に活動中。
職歴
・メガネナカジマ代表
・陽ハ昇ル GROOVER×XAZTLAN オーナー
・GROOVERデザイナー
・GYARD主宰
・XAZTLAN(ザストラン)ファウンダー
・東京セイスターグループ理事
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