Vintage Style Rayban
遂にこの流れが来てしまうのか?
KOWALSKIお得意のエイジング加工がRAYBANにも波及してきた模様です。
正面からみると一見ではレザーな質感にも見えるRB2140/1184。
肌触りが普通のアセテート素材と異なるので、塗装で質感を出しているものと思われます。
よく見るとスクラッチ痕が多数あるように見えますが、実際は塗料の凹凸程度しかありません。
掛けたその瞬間からヴィンテージ感がありますので、カジュアルに掛けこなせます。
何でもそうですが、おろしたての新品は少し気恥ずかしいところがあります。
RB2140/1188はテンプルこそ1184と共通なのですが、フロントの質感は異なります。
アセテートの色合いを活かしながらスクラッチされており、爪痕も少なめに感じます。
鼻パット部分も肌に当たってツヤが出たように再現ており、本物のヴィンテージのようです。
ここまでくると好き嫌いがハッキリとしそうな感じです。
古着とか着ない人はちょっと理解できない世界観かもしれません。
RB2140/1187の仕様はほぼ1188と同じなのですが、生地目が明るい分で印象が変わります。
とにかくこの生地が良い!オリジナルで製作した生地だと思うんですが、これは綺麗です。
1187と1188はハンドスクラッチっぽい作りをしているんで手作業なのかな?
そうしたらコレはとんでもなく手間がかかると思います。
意外と手間が掛かっていそうな割に通常価格って所がNICEです。
今季の限定と聞いた記憶なので、スポットで終わりかもしれません。
最近のレイバンはそんな流れがトレンドです。
シーズン毎にテーマが変わるコレクションブランドのようです。
ホント面白い物が出てきます。
感心です。
中島 正貴
有限会社スクランブル 代表取締役
1999年にメガネ業界に入る。新宿の紀伊国屋にあった三邦堂(閉店)でドイツ式両眼視測定を学ぶ。2006年よりメガネブランド「GROOVER」を立ち上げ、国内外の展示会へ出展する。2011年より世界初のレンズカスタムレーベル「GOODMAN LENS MANUFACTURE」を立ち上げる。2016年より世界のアイウェアシーンで有名なアイウェアマガジン「V.MAGAZINE」、アイウェアエキシビジョン「V.O.S」の日本開催権を取得。ネコ・パブリッシングの協力により「V.MAGAZINE JAPAN」の刊行と、「V.O.S TOKYO」を開催する。2021年には日本発のスポーツサングラスブランド「XAZTLAN」を発表。2022年、メガネの「ホントにミニマムな国際展示会RAMBLE」を7年ぶりに復活。2023年、5坪のメガネ屋「陽ハ昇ル GROOVER×XAZTLAN」を表参道にオープンさせるなど精力的に活動中。
職歴
・メガネナカジマ代表
・陽ハ昇ル GROOVER×XAZTLAN オーナー
・GROOVERデザイナー
・GYARD主宰
・XAZTLAN(ザストラン)ファウンダー
・東京セイスターグループ理事
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