
A.D.S.R SATCHMO
3週間ほど続いたプレゼン作成と、毎年恒例の南極観測隊サングラスの準備に追われてブログを更新出来ずにいました。
今秋以降に続々と立ち上がるプロジェクトも同時進行で進めており、過去に例を見ない慌ただしさでした。
本日、プレゼン作成と南極観測隊サングラスの準備に目処が経ったので、少しづつですが日常を取り戻せそうです。
一年中人気があり、常に入荷分が全て売れてしまうモンスターサングラスブランド「A.D.S.R」より新作サングラスが入荷してまいりました。
フラットレンズ&ミラーというトレンドを抑えたサングラスとなっております。
安定のクラシックテイストにストリート感溢れるカラーミラーは流石のセンスです。
大きいサイズが多かったA.D.S.Rの中でも少し小さめの感じです。
世界中にセンセーションを巻き起こしたフラットレンズなのですが、火付け役はGROOVERのLot1080なのです。
ドクター中松のフロッピーディスクや、アントニオ猪木のタバスコみたいな話ですが、このブームはLot1080から始まりました。
Lot1080で使ったフラットレンズは20年以上前のデットストックでした。
数千ペア残っていて、Lot1080の生産ロット分だけ購入しました。
「誰も使わないから抑えなくて良いよ」
との言葉を信じ、次のロットで使おうと思ったら海外の超有名ブランドに買い占められていました。
彼らはLot1080を見たようです。
1年ほどでアッという間に世界中に広まり、トレンドになりました。
Lot1080はツーブリッジ&ラウンドの火付け役ともなりましたが、GROOVERが最初にやったとはあまり知られていません。
Lot1080を出した当時、確実に誰もこんな眼鏡を作っていませんでした。
色んな人から笑われたくらいでしたが、海外は違いました。
今でも眼鏡デザイナーのメジャーリーガーから、Lot1080についての話を聞かれます。
そんな雲をも掴むような、話であります。

中島 正貴
有限会社スクランブル 代表取締役
1999年にメガネ業界に入る。新宿の紀伊国屋にあった三邦堂(閉店)でドイツ式両眼視測定を学ぶ。2006年よりメガネブランド「GROOVER」を立ち上げ、国内外の展示会へ出展する。2011年より世界初のレンズカスタムレーベル「GOODMAN LENS MANUFACTURE」を立ち上げる。2016年より世界のアイウェアシーンで有名なアイウェアマガジン「V.MAGAZINE」、アイウェアエキシビジョン「V.O.S」の日本開催権を取得。ネコ・パブリッシングの協力により「V.MAGAZINE JAPAN」の刊行と、「V.O.S TOKYO」を開催する。2021年には日本発のスポーツサングラスブランド「XAZTLAN」を発表。2022年、メガネの「ホントにミニマムな国際展示会RAMBLE」を7年ぶりに復活。2023年、5坪のメガネ屋「陽ハ昇ル GROOVER×XAZTLAN」を表参道にオープンさせるなど精力的に活動中。
職歴
・メガネナカジマ代表
・陽ハ昇ル GROOVER×XAZTLAN オーナー
・GROOVERデザイナー
・GYARD主宰
・XAZTLAN(ザストラン) CEO
・東京セイスターグループ理事
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