New York Trip 001
先々週からニューヨークへ渡米しまして”Liberty Fairs”なるメンズファッションの展示会へ出展してきました。
世界中の展示会でブランドの飽和が起こっていると聞いており、渡米前から簡単には上手くいかないなと思いつつの出展でした。
JAVITS CENTERという日本でいうところの国際展示場のような会場で行なわれます。
春に出展したVISION EXPO EASTも同会場で行われたので、展示会場の雰囲気や規模感はイメージ通りでした。
ただやはり来場者は少なめで、バイヤーもお目当てのブランド以外はあまり積極的に商談はしていません。
日本の眼鏡の展示会も似たような状況が起こっていますが、世界共通でジャンルの垣根を超えた現象です。
GROOVERでの出展となったわけですが、出展前に苦戦が予想されたので作戦を立てて臨みました。
少しは功を奏した感があり、順調な3日間を過ごすことが出来ました。
嬉しい事に、早ければ10月よりGROOVERがアメリカで販売されることになりました。
まだシークレットで言えないのですが、非常に面白いことになっていきそうです。
長いことアメリカ市場へのチャレンジを試みて来ましたが、思いがけないパートナー達とプロジェクトをスタート出来そうです。
お楽しみに。
日本の”CULTCH MAGAZINE”さんが、SOHOの日本製デニムを多く取り扱うショップ「BLUE IN GREEN」さんでパーティーを行っていました。
私達もお誘い頂き、多くの業界人の方にお会いすることが出来ました。
メンズファッションウィークということもあり、オシャレな方々が会場に駆けつけていました。
ニューヨークと日本を見て、多くのことを学びました。
眼鏡店として考えてみると、日本の眼鏡屋さんはもっと面白くて良いと思います。
メガネナカジマの今後の方向性とか、セレクトとか、そもそもの在り方とか、非常に考えさせれらました。
世界中のブテックセレクトの眼鏡店が20年くらい、時が止まっているように感じます。
その間にチャイナ生産を背景にした安売りや、ブランドを牛耳る巨大勢力に飲み込まれてしまっています。
もう大きな業界の流れは止められず手遅れだと思いますが、私のような個人は好きにやりたいことをやろうと思っています。
長年のモヤモヤが少しづつ晴れて来ました。
中島 正貴
有限会社スクランブル 代表取締役
1999年にメガネ業界に入る。新宿の紀伊国屋にあった三邦堂(閉店)でドイツ式両眼視測定を学ぶ。2006年よりメガネブランド「GROOVER」を立ち上げ、国内外の展示会へ出展する。2011年より世界初のレンズカスタムレーベル「GOODMAN LENS MANUFACTURE」を立ち上げる。2016年より世界のアイウェアシーンで有名なアイウェアマガジン「V.MAGAZINE」、アイウェアエキシビジョン「V.O.S」の日本開催権を取得。ネコ・パブリッシングの協力により「V.MAGAZINE JAPAN」の刊行と、「V.O.S TOKYO」を開催する。2021年には日本発のスポーツサングラスブランド「XAZTLAN」を発表。2022年、メガネの「ホントにミニマムな国際展示会RAMBLE」を7年ぶりに復活。2023年、5坪のメガネ屋「陽ハ昇ル GROOVER×XAZTLAN」を表参道にオープンさせるなど精力的に活動中。
職歴
・メガネナカジマ代表
・陽ハ昇ル GROOVER×XAZTLAN オーナー
・GROOVERデザイナー
・GYARD主宰
・XAZTLAN(ザストラン)ファウンダー
・東京セイスターグループ理事
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