CLUTCH Magazine
CLUTCH Magazine 2017 10 Vol.54
[BOOK OF LIFE]で取り上げて頂きました。
エイ出版の編集部の皆様、ありがとうございます。
20歳頃までは本や雑誌を良く読んでいたほうだと思います。
過去に3度、本・雑誌・CD・レコードの断捨離を行ったのですが、どうしても手放せなかった物が手元に残りました。
小説やエッセイはスマートフォンで読むことが多く、著作権が切れて無料で読めるようになった名作を読み返すこともあります。
しかし、妙に「本」で読まなきゃっていう罪悪感が常にあって、葛藤することもあります。
やはり、本とインターネットで買う電子書籍は、違った価値のものだと思います。
最近、レコードを引っ張り出してきて聞くのですが、iPHONEで聞く音楽とそれの違いは「行為」そのものだと気づきました。
もはやレコードをセットして針を落とす作業は「儀式」に近いのかも知れません。
電子タバコが市民権を得始めたら、タバコに火をつける作業すら儀式的になるのかも。
パッケージの表現の幅も違いますし、そういった「違う価値」である事に皆気付きだしているのかもしれません。
文章で言えば、瞬間的でタイムリーなモノはインターネットのキャラクターとあっていると思います。
もう少し時間を掘り下げたモノは、やはり本で読みたいなと。
最近、そういう事を意識的に考えているところでした。
ニューヨークのLIBERTY FAIRでスナップも撮影して頂きました。
7月のニューヨーク出張は、自分にとっても大きな経験になりました。
多くの世の中の事に、インターネットが多く関係しています。
ネットショッピングがこれだけ台頭してきた今、「店」はどういう役割をすれば良いか。
本も映画も買い物も、どこに向かえば良いでしょう?
「店」について数年来、考え続けてきたことの朧気なヒントがようやく見つかってきました。
少しづつそれを実行しています。
中島 正貴
有限会社スクランブル 代表取締役
1999年にメガネ業界に入る。新宿の紀伊国屋にあった三邦堂(閉店)でドイツ式両眼視測定を学ぶ。2006年よりメガネブランド「GROOVER」を立ち上げ、国内外の展示会へ出展する。2011年より世界初のレンズカスタムレーベル「GOODMAN LENS MANUFACTURE」を立ち上げる。2016年より世界のアイウェアシーンで有名なアイウェアマガジン「V.MAGAZINE」、アイウェアエキシビジョン「V.O.S」の日本開催権を取得。ネコ・パブリッシングの協力により「V.MAGAZINE JAPAN」の刊行と、「V.O.S TOKYO」を開催する。2021年には日本発のスポーツサングラスブランド「XAZTLAN」を発表。2022年、メガネの「ホントにミニマムな国際展示会RAMBLE」を7年ぶりに復活。2023年、5坪のメガネ屋「陽ハ昇ル GROOVER×XAZTLAN」を表参道にオープンさせるなど精力的に活動中。
職歴
・メガネナカジマ代表
・陽ハ昇ル GROOVER×XAZTLAN オーナー
・GROOVERデザイナー
・GYARD主宰
・XAZTLAN(ザストラン)ファウンダー
・東京セイスターグループ理事
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