VOS HongKong 2017
先週の定休日と臨時休業を1日頂きまして、香港オプチカルフェアへ行ってまいりました。
ブティックブランドのセレクトはアメリカと日本で終わっているので、VOS TOKYOのミーティングや素材メーカーと打ち合わせです。
ホント、まぁなんと表現すれば良いか分かりませんが、色んな意味で活気があります。
V MAGAZINEが主催するVOS HONGKONGも、ブテックブランド一時代を築いた頃と様変わり。
イタリアの新興ブランドや、ニューブランドが多く出展している感じです。
香港の多くのバイヤーは10月に行なわれる「IOFT」という日本の眼鏡見本市で仕入れが終わっているため、アジア新興市場やインドや中東勢と言ったバイヤーが目立ちました。
確かに今年のIOFTは海外からの有力バイヤーが目立ちましたが、日本ブランドはあまり上手くJOIN出来ていない様子でした。
「JAPAN」人気は観光を含めた魅力で何とか維持している印象です。
私はV MAGAZINE HONGKONGに連載を持っていまして、最新号でVOS TOKYO 2018の記事を書いております。
前述の通り、アジア各国のブティックブランドバイヤーは東京に集まり始めています。
しかし日本のブランド勢が、なかなか食い込んで行けない昨今の事情もあり心配です。
何とか日本版のV MAGAZINEやVOSを通して、ジャパンアイウェアシーンを盛り上げたいところです。
GROOVERを取り扱って頂いている香港NO.1のブティックストアとなった「上目眼鏡」にも寄ることが出来ました。
ラグジュアリーストア・ブテックストアが多い香港にあって抜群にセンスが良いです。
日本のオプチカルストアのセレクトが15年位前までは注目されていましたが、今は上目眼鏡がアジアをリードしていると言っても過言ではないでしょう。
日本のオプチカルショップも今一度、存在感を出していきたいところですね。
メガネナカジマも頑張らねば。
香港の若手ショップの旗頭と言えばSPEC STORE。
日本と違い生き馬の目を抜くごとく勢力が入れ替わる香港オプチカルシーンにあって、最近よく名前を聞きます。
スポーツブランドこそセレクトしていませんが、メガネナカジマのスタイルに近いお店です。
日本のストリート系ブランドのファンの方が多いとのこと。
GROOVERをとても気に入ってくれていました。
香港の眼鏡見本市は少し変化の時期に来ているのかな?と思う一方で、オプチカルショップの若手の勢いが凄いです。
今はジャパンブランドが強いから良いのですが、日本人が産地偽装をやってみたりと将来はどうなんでしょうか。
その価値をちゃんと後世にパスしていかないとダメになっちゃう心配があります。
日本の眼鏡業界も、若手が掻き回して欲しいですね。
そんな想いがある人がいたら相談して下さい。
微力ながら私に出来ることはお手伝い致します。
中島 正貴
有限会社スクランブル 代表取締役
1999年にメガネ業界に入る。新宿の紀伊国屋にあった三邦堂(閉店)でドイツ式両眼視測定を学ぶ。2006年よりメガネブランド「GROOVER」を立ち上げ、国内外の展示会へ出展する。2011年より世界初のレンズカスタムレーベル「GOODMAN LENS MANUFACTURE」を立ち上げる。2016年より世界のアイウェアシーンで有名なアイウェアマガジン「V.MAGAZINE」、アイウェアエキシビジョン「V.O.S」の日本開催権を取得。ネコ・パブリッシングの協力により「V.MAGAZINE JAPAN」の刊行と、「V.O.S TOKYO」を開催する。2021年には日本発のスポーツサングラスブランド「XAZTLAN」を発表。2022年、メガネの「ホントにミニマムな国際展示会RAMBLE」を7年ぶりに復活。2023年、5坪のメガネ屋「陽ハ昇ル GROOVER×XAZTLAN」を表参道にオープンさせるなど精力的に活動中。
職歴
・メガネナカジマ代表
・陽ハ昇ル GROOVER×XAZTLAN オーナー
・GROOVERデザイナー
・GYARD主宰
・XAZTLAN(ザストラン)ファウンダー
・東京セイスターグループ理事
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