調光レンズって何だ?2021

調光レンズのデメリット

1.紫外線カットされた車内では濃くならない

調光レンズの多くは紫外線で反応するレンズなので、いくら晴れていても紫外線がカットされている車の車内では濃くなりません。厳密に言うと多少色が付くのですが、屋外にいる時ほど色が濃くならないのです。

 

2.寿命がある

ウィキペディア(サングラス)には”2年ほどで調光しなくなる”と書かれています。

現在の調光レンズはもうちょっと寿命が伸びていて、3~5年位は機能が持続する印象です。寿命を迎えるとどうなるかと言いますと、色が付かなくなります。つまり反応しなくなるのです。外での使用が多くなるであろうサングラスなので、5年ほど使用しているとキズが付いてしまい、度数交換やレンズ交換のタイミングといったところです。

 

3.西陽だと着色が弱い

太陽の位置が低い”西陽”ですと、非常に眩しいのですが、紫外線量が少ないため色が濃くなってくれません。

 

4.気温35℃以上になると着色が弱い


調光レンズは気温にも左右されます。寒いところではよく着色し、気温が35℃以上になると濃くなりづらくなります。いつもなら濃度80%位まで濃くなっていたのに、今日はいつもより少し薄いぞ?と感じたら気温の影響かもしれません。

以前、私は南極観測隊の装備品サングラスを10年間作らせて頂いていたのですが、隊員の方にお願いをして、極地で数々の実験をして頂きました。調光レンズが南極でどうなるか実験して頂いたのですが、前が真っ黒になって見えなくなったとの報告がありました。

標高と気温に調光レンズは左右されてします。

 

 

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