もうすぐ夏休み! 子どものサングラス、どうしたら?

関東は梅雨が明けて本格的な夏が到来。そして今週から我が子は夏休みです。
もともとはインドアな私ですが、子どもと一緒となれば外遊びも避けられないわけで・・・。そんなときは帽子に日焼け止め、そしてサングラスと完全防備で臨みます。

そして、ふと思うのです。子どもにサングラスは必要ないのだろうかと。

 

子どもはどれくらい太陽光を浴びるべき?


じつは先日、眼科医の先生と眼鏡店それぞれにサングラスについての取材をしてきまして。その際、子どものサングラスについても話を聞いてみました。詳しくは下記の記事をご覧くださいませ。

日本人が知らない、“夏の必需品”サングラスの新常識とは

「目が慢性的に紫外線を浴びていると…」眼科医がサングラス着用を勧めるワケ

 

記事内にもあるのですが、世界保健機構(WHO)の発表によると「人は18歳になる前に一生のうちに浴びる紫外線量の約50%を浴びている」と言われているのだとか。たしかに自分の子どもの頃を思い出してみても、何の紫外線対策もせずに校庭で体育の授業を受けたり、休み時間や放課後に外遊びをしたり、海やプールで遊んだり・・・。そう思うと、50%という数字にも納得です。加えて屋外で行なうスポーツに打ち込んでいた人は、かなりの量の紫外線を浴びてきたことになるでしょう。

眼科医の先生からは、「紫外線を慢性的に浴びることで引き起こされる病気は、紫外線の累積量が重要」という話もあったので、それならば子どもの頃から紫外線予防をしておいたほうが良いということになりますよね。

ただし、ここで気になるのが、日本眼科学会や日本小児眼科学会など6団体から発表され話題となった「小児のブルーライトカット眼鏡装用に対する慎重意見」の内容です。
この意見書には「小児にとって太陽光は、心身の発育に好影響を与えるものです。なかでも十分な太陽光を浴びない場合、小児の近視進行のリスクが高まります」とありました。

また、近視予防について研究をしている医師の方たちで構成されている近視研究会は、1日2時間以上屋外で過ごすことを推奨しています。

近視進行リスクに関連する光とは、いわゆるバイオレットライトのことでしょう。これは、360nm~400nmの波長の光のこと。以前bootではメガネナカジマの中島さんも記事で指摘されていましたが、一般的な紫外線カット機能のあるレンズだと400nmまでの波長の光をカットしますから、サングラス(メガネ)を掛ければこのバイオレットライトはカットされてしまうわけですね。

 

親として考える太陽光対策

ここでひとりの親としては「さて、どうしたら」と悩むわけです。子どもの頃から紫外線対策はしたほうがいい、でも紫外線に近しい波長は近視の進行を抑制すると言われているわけですから・・・。

私は医師ではありませんから、ここで結論めいたことは言えません。これは、あくまでいろいろと話を聞いたうえでの個人の結論ですが、毎日の通学や公園遊びなど日常生活においてまではサングラスを掛けさせることはせず、つばの広い帽子で対応。屋外のプールや海、直射日光の避けられない場所で長時間にわたり外遊びをするときには、掛けてもらおうかなと考えています。

一方で、子どもが「眩しい」というならば話は別。そのときはいつでも掛けられるように、外出の際は必ず持っていこうと思います。両親がサングラスを掛けていると、真似したがるというのもありますしね。

というわけで、今年も子どものサングラスを新調する予定です。とはいえ、私に似てインドア派な我が子にとっては、屋外での紫外線対策よりも家でのゲームとの付き合い方を考えなければいけない夏休みとなりそうなのですが・・・。

子どもと太陽光との付き合い方、皆さんはどう考えますか?

 

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