サイクリストの目を守るOGKカブトのスポーツサングラス
先月の記事で告知したとおり、去る4月4日(月)~6日(水)の3日間、東京渋谷にてboot主催によるアイウェア展示会「渋谷メガネ“ランブル”の日」が開催されました。この春の時期に東京各地で催されるアイウェア業界のオフラインイベントの中にあって、一番こじんまりした規模でしたが、集まった8ブランドは“濃い口”な個性派ばかり。そんな彼らを会場にて取材したレポートをお届けします。第4回目は『OGK KABUTO(OGK カブト)』です。
そのブランド名を聞いて「え、ヘルメットメーカーだよね?」と思った人、正解です。OGK KABUTOは25年にわたって、オートバイやバイシクルを愛好する人々の頭部を守るセーフティーヘルメットを造り続けているブランドです。では、どうしてヘルメットのブランドが本格的なスポーツサングラスをつくっているの?という疑問が湧きますよね。その理由は、彼らが掲げているスローガン“SAFETY MEETS STYLE”にありました。
CHECK!!
ヘルメットのブランドがなぜスポーツサングラスをつくるのか?
そのスローガンのもとでつくられるセーフティーヘルメットは、大切な頭部を保護する安全性と優れたデザイン・快適性を兼備したツール。聞けばサングラスの他にもスポーツサイクル用グローブもつくっているそう。つまり彼らはヘルメットを中心に据えて、自転車競技時にカラダの末端である頭・目・手を守るギアをつくるカンパニー、ということ。そう考えればOGKが目を守る大切なギアであるサングラスを開発するのも頷けますね。
最新機器が揃うラボラトリーで開発されるスポーツサングラス
OGK KABUTOのサングラスは、バイシクルランに最適なアイギアとして設計されており、その開発にはヘルメット開発用のテクノロジーが応用されています。たとえば空力解析。ヘルメットとサングラスを着用して前傾姿勢を取り、時速40km相当の風を起こした中でフレームへの空気抵抗や適切なレンズ角度などを研究。最近ではCFD(三次元数値流体解析)を駆使した、より精度の高いデータを基にサングラスをデザインするそうです。
本気のロードレースから街中ライドまで、シーンに合わせた5シリーズ
OGK KABUTOのスポーツサングラスは5つのシリーズをラインナップ。トップレンジの122、防風・防塵性にも優れた301、ハイコントラストレンズ“撥水スペクトルモーブミラー”搭載の次世代シリーズ101、タウンユースにも合わせやすいデザインのNB、そして女性の自転車競技人口の増加を受けて立ち上げたBINATO……。最新技術の粋を集め、プロのサイクリストも愛用するサングラスなら、大会の記録もきっと伸びるでしょう!
HOME PAGE https://www.ogkkabuto.co.jp
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実川 治徳
フリーランスライター
アパレルブランドの店長、プレスを経て2000年からフリーランスライターとして活躍。アイウェアやファッションに特化した記事をメディアに寄稿し続ける。2005年から眼鏡の専門誌として知られるワールドフォトプレス発行の「モードオプティーク」にて、アイウェアの国際展示会SILMのリポートを執筆し、世界中のデザイナーと親交を深める。2016年からはネコ・パブリッシングがバックアップする「V MAGAZINE JAPAN」の編集・執筆を手掛け、世界のアイウェアシーンを発信する。フリーランスのフットワークの軽さを活かし、現在はメガネブランド「GROOVER SPECTACLES」の北米向けセールス&プロモーションを担当。
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