
【前編】国内外の感性が交差するアイウェア展示会|RAMBLE METROPOLITAN 2025 レポート
そろそろ秋かぁ、と思っていたら一気に寒くなってきた今日この頃ですが、去る10月14~16日の3日間に東京は表参道で「RAMBLE METROPOLITAN 2025」が開催されました! すでに前記事では、会場内で気になるメガネ人たちのスナップショットをお伝えしましたが、いよいよ出展ブランドのトピックを前編・後編に分けて紹介します。なんと今回はRAMBLE史上最多の20ブランドが参加し、会場は熱気でムンムン、胸アツな回となりました! ではさっそく各ブランドのHOTな情報をお伝えしましょう。
CHECK!!
GROOVER SPECTACLES -グルーヴァー スペクタクルズ

唯一無二の「東京クラフツマンシップ」を武器に手仕事でしかできない技術を、過去の焼き増しではなく現代の疾走感あるデザインへ投入するのがGROOVER SPECTACLESの持ち味。11月には今を生きるクラフツマンシップを旗印に、盟友のroom no.6とともに香港でイベントを開催するなど、常にホットなニュースを運んでくれます。

彼らの今季は4型の新作を発表。理想的なボックスデザインを追求した“KINGMAKER”、8mm厚のアセテートを削り出して曲智の美しさを表現した“DELTA”、過去の名機を彷彿させる玉形に、チタンテンプルを組んだインテリジェントな“SUPERNOVA”、“EXPLOSION”。流行なんぞどこ吹く風。それが病みつきになる理由なんでしょうね。
ACCRUE -アクルー

アクルーは韓国発のブランドで、感度の高い若者を中心に人気を博すメジャーな存在。さらには精力的に世界中のアイウェア・エキスポに出展し、欧米のセレクトショップでも取り扱いが広がっています。芸術や文化に焦点を当て、その世界に影響を与えた人物をアイウェアと結び付けたコレクションは圧巻で、その中からいくつかピックアップしましょう。

セルフレームは振付師がテーマのコレクションから、カイル・アブラハムをイメージした“Kyle”。メタルフレームは指揮者がテーマの最新作から。人間味溢れる演奏で人々の心を魅了するラファエル・ウーベリックに触発された“Rafael”、アルトゥーロ・トスカニーニの揺るぎない完璧主義を体現する“Arturo”など、感性に訴えるモデルが目白押しです。
Kaenon -ケーノン

RAMBLEに初参加のブランドが加わりました! その名は“ケーノン”。南パシフィックの言葉で「自由」を意味し、その発祥はアメリカ・カリフォルニア州ニューポートビーチ。2001年にセーリングを愛するStive & Darren Rosenburg兄弟によって誕生したブランドで、マリンスポーツから生まれたサングラスというだけあって機能に一家言あり。

独自開発の“KAENON SR-91”偏光レンズは、反射光や雑な光をカットしつつコントラストの高さを実現し、レンズカラーも豊富にラインナップ。フレームは軽量性に優れたTR-90を採用し、ハーフリムの“ARCATA SR”のようにガチモードからタウンユースにもイケる“AVALON”や“VENICE”など、シーンで使い分けるのも良さそうですね!
AKIRA ISHIWATARI Design Studio -アキライシワタリデザインスタジオ
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’80年代に初めて日本のアイウェアブランドが、世界に羽ばたいたその瞬間に携わってきたデザイナーの石渡旭さん。そして今も彼は独創的なアイウェアデザインを言語に、世界中の国々に感度の高いファンを獲得しています。ゆえにアキラ イシワタリ デザインスタジオのブースには、ハッと目を引くオシャレな紳士・淑女が集まってくるのですよ。

独特な色合いのアセテートを始め、日本製パーツを伊の工場へ運んで生産するという特殊な生産背景をもつ同ブランドからピックするのは、以前発表したコンビフレームの再来。偶然にも当時のパーツが発見されたことで “Menta”と“BRIE 2”の2モデルが蘇りました。丸っこさにメタルのシャープさが加わったフォルムは今も斬新さを覚えますね!
CHUMS -チャムス

リテイナーに始まりアウトドアライフを探究するCHUMSが、なんとその舞台を宇宙にまで広げました! 実はブービーバードのぬいぐるみ2体が既にロケットで飛び立ち、国際宇宙ステーションで“重要な任務”に就くとのこと。正に未来のライフスタイルやアウトドアファッションの新たな可能性を示す壮大な試み。気になる続報は公式HPをご覧あれ!!

一方、地上ではサングラスコレクションが、フレームのカラーバリエーションを4色から6色展開に増強。またアウトドアだけでなく街でも使える薄めのレンズカラーも加わります。今年の夏は紫外線が強かったこともあり、素材に植物由来の“Rilsan Clear Rnew G850”を使った偏光レンズ標準装備のサングラスが、アウトドアシーンで大好評だったそうです。
h-i köln -ハイ-ケルン

ホーンとチタンを組み合わせた、ハイブリッドフレームを得意としてきたhorn-i(ホーンアイ)がブランド名を創業者の出身地に因んで、h-i köln(ハイ-ケルン=本場の発音ではハイクゥーンてな感じです) にブランド名を一新! もちろん彼らのクラフツマンシップは健在で、今回もホーンとチタンが美しく調和したフレームを見せてくれました。

メタルのフルリムにブローパーツを被せるのではなくリムの上半分がホーン、下半分がチタン製で精巧に組み立てられてるんです。よって軽量で快適性に秀でています。そしてすべてがオーダーメイド。フロントは4色のホーンと8色のチタン、テンプルは5色のチタンで左右別の色を組み合わせもOK、とミニマルながら個性を出せるのが持ち味です!
CLAYTON FRANKLIN -クレイトンフランクリン

日本の工業デザインの魅力って何かと考えてみるとやり過ぎていないというか、素材の魅力を引き立てる、ある種の“美意識”かなと個人的に思います。CLAYTON FRANKLINを掛けている人を見ると、確かにその美意識が見えてくるんです。個々人の素顔が決して脇役にならない。そんなラインナップから気になったモデルをピックしてみました。

左の「CF-616」はメタルの繊細さをこれまた細身のセルで縁取りした上品な佇まい。右のブロー「CF-666」も同様にミニマルさを生かしたモデルですが、薄型のブローが表情に程よいスパイスを効かせてくれます。どちらもテンプルの先まで美しく仕上げられており、掛けている時は勿論のこと、机上に置いているだけでも絵になりそうです。
SAY-OH -セイオー

RAMBLEと縁の深い、というより当展示会の名付け親で、旧東西眼鏡愛好会時代から参画してきたクリス・エスポジットさんが立ち上げた新潟県三条市発の「SAY-OH」が古巣に帰ってきました。三条市といえば刃物で有名ですが、この地で培われてきた工業技術や職人のアイデアを駆使し、ゼロベースから眼鏡づくりに励む“要注意”ブランドです。

大胆なカッティングの“Engawa(左)”や刀剣の世界では芸術とも言われる「ダマスカスブレード」を、単なる柄としてではなく製法ごとテンプルと智元に表現した“Falcata(右)”、テンプルにユニークな「抜け」をあしらった“HexIce”や“PopVintag”など、既存のアイウェアにはなかった、三条ならではのテクスチャやデザインがおもしろいんです!
2025.05.26
旅するメガネ人の交差点|メガネ展示会「RAMBLE 2025」レポート前編
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boot 編集部
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