
メガネのウェリントン、ボストンってなんだ?違いは?
多少なりともメガネに詳しい方の間では、「ウェリントン」やら「ボストン」とメガネの形を呼んだりすることがあります。例えば、丸メガネを「ラウンド」と呼んだり、レンズの形が楕円形であれば「オーバル」などと呼びまして、何となく名称からその形を想像することが出来るのです。しかし、あまりメガネに詳しくない方ですと「ウェリントン?」と「ボストン?」と言われても、そのメガネの形を思い浮かべることは不可能ですね。アメリカの都市ですか?と思われるでしょう。しかしメガネの関係界隈では、マストに知っておく必要のある単語と言えます。
CHECK!!
そもそもウェリントン、ボストンってどんな形だ?
四角いスクエア型のレンズの形を「ウェリントン」と呼びまして、レイバンの不朽の名作”ウェイファーラー”はウェリントンに属されるのではないでしょうか。

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そして丸みを帯びた逆三角形型のおにぎりシェイプを「ボストン」と呼びます。
ちなみに横長の長方形のスクエア型は「レキシントン」と呼ばれました。なぜだか分かりませんが、レキシントンだけ定着しませんでした。
今となっては「ウェリントン」や「ボストン」はレンズの形を指しています。本来はモデル名だったのですが、詳しくは後ほど。

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2021.02.08
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その後、1970年代にEYEVANのデザイナーだった山本哲司氏が、逆三角形型のおにぎりシェイプを「ボストン」、四角いスクエア型には「ウェリントン」と名付けたメガネを発売したと1987年に出版されたと”THE GLASSES”に書かれていたと記憶しています。
なので完全なる日本固有の呼称ですから、欧米では通用しません。ただアジア圏ですと通用することもあります。
EYEVANのセカンドラインで名付けられた!?
色々と調べてみると、「ボストン」「ウェリントン」はEYEVANのセカンドラインとして発売された「アイビーリーガーズ」というブランドから出されたモデルだったそうです。
これは1970年代中頃のことで「VAN」は1978年に倒産してしまいますから、アイビーファッションの最末期に誕生したメガネなのです。そう考えると、およそ半世紀も愛されている「ボストン」と「ウェリントン」なのであります。
この2つのスタイルは色々と派生系などが存在していて、明確な定義付けはないのですが覚えておいて損はないと思います。
メタルやプラスチックとメタルのコンビネーションフレームであっても、レンズシェイプから「ボストン」や「ウェリントン」と呼ばれます。
山本哲司氏はモデル名として誕生させた「ボストン」と「ウェリントン」ですが、後世へ語り継がれる大ヒットモデルを生み出したわけですね。また「レキシントン」が存在していたように。またメガネの形には「オーバル」や「ラウンド」なども存在しております。

メガネの形について、"通(ツウ)"っぽく言いますと「ウェリントン」や「ボストン」って言ったりするのですが、詳しくは先日書きました「メガネのウェリントン、ボストンってなんだ?違いは?」の記事で解説しておりますので、是非とも御覧ください。その続編となりますが、今回は「オーバル」と「ラウンド」の違いについ...

boot 編集部
メガネをもっと楽しむ世界を創る
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