Blue(R)
眼鏡の仕事は販売・検眼・加工・フィッティングなど、どれもが専門ジャンルで
一生かかっても極められないような1つ1つの仕事を全部やっているわけです。
毎日必死に取り組んでいますが、死ぬまで多分満足できないと思います。
最近のフォーカスは加工なんですが、眼鏡屋のやっている加工は加工じゃないな
と思えてきて、適切な言葉を探したくなり、色んな意味を込めて「FIX」かなと?
フレームとレンズ、度数、フィッティング・・・・・・・。
将来への予想も込めて今のところこれでしょうか。
過去の記事にも書きましたが、「薄め機能レンズ」が旬です。
今回もレンズメーカーHOYAからリリースされた「キャリアカラーシリーズ」をご紹介。
細かく言うと開発コンセプトの根源が他の類似コンセプトレンズと異なるので
説明はまたの機会にしますが、目的は同義だと思っています。
どのレンズもブルーライト(眩しい波長の光)のカットがテーマのようで、
どれも一様に効果的にカットしてくれます。HOYAのこのレンズはカラー濃度を
3段階から選べるのが良い点です。悪い点は度付きも度無も値段が変わらない点。
敬称を込めて‘リアル’レンズブランドらしいのでそこは目をつぶりましょう。
ブルーライト・・・・自転車用の安いブルーライト。
フィルターをON。一見それほど変わっていないように見えますが、
拡散する青い光が抑えらています。濃度が濃いともっと白くなります。
暗闇テスト
拡散するブルーの光が白く抑えられています。
15%という極めて薄い色ですので効果が顕著に分かるのは25%位からでしょうか?
夜の運転にも充分使える濃さであることと、日常生活であまり色が入っていると
NGな方には最適です。レブラ&モアイのライバルになりそうです。
レーシック術後に眩しさに悩まされている方が多いです。
良く見えるようになったから眩しいわけではないようです。
特に車のヘッドライトは眩しいらしく、こんなレンズが売れております。
中島 正貴
有限会社スクランブル 代表取締役
1999年にメガネ業界に入る。新宿の紀伊国屋にあった三邦堂(閉店)でドイツ式両眼視測定を学ぶ。2006年よりメガネブランド「GROOVER」を立ち上げ、国内外の展示会へ出展する。2011年より世界初のレンズカスタムレーベル「GOODMAN LENS MANUFACTURE」を立ち上げる。2016年より世界のアイウェアシーンで有名なアイウェアマガジン「V.MAGAZINE」、アイウェアエキシビジョン「V.O.S」の日本開催権を取得。ネコ・パブリッシングの協力により「V.MAGAZINE JAPAN」の刊行と、「V.O.S TOKYO」を開催する。2021年には日本発のスポーツサングラスブランド「XAZTLAN」を発表。2022年、メガネの「ホントにミニマムな国際展示会RAMBLE」を7年ぶりに復活。2023年、5坪のメガネ屋「陽ハ昇ル GROOVER×XAZTLAN」を表参道にオープンさせるなど精力的に活動中。
職歴
・メガネナカジマ代表
・陽ハ昇ル GROOVER×XAZTLAN オーナー
・GROOVERデザイナー
・GYARD主宰
・XAZTLAN(ザストラン)ファウンダー
・東京セイスターグループ理事
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