Vintage
Vintageメガネのレンズ交換を承りました。
年代モノを感じさせる風合いを殺さないためにも、今回はレンズ交換のみ。
掛ける人のスタイルやムード、アイテムのキャラクターでこのあたりを決めます。
外してみると今のレンズより肉厚です。
素材は当然ガラスです。
当時のレンズにはこういう刻印を打っているものが多く、Niceです。
今でもOAKLEYの純正度付きレンズには刻印が入っており、
アメリカっぽい息吹が受け継がれていますね。
薄いブラウンのガラスレンズを依頼されました。
薄いブラウンと言っても超難しい。
全般的に言えることですが、薄いカラーほど難しいと思います。
私個人としてはイメージ通り。
気に入って頂けるかどうか・・・・・。
古いモノは古いモノらしくある方が良いと思います。
前回のリペアは「実は古い」という感じを狙いましたが、今回は経年劣化の味を
そのまま生かしてカスタマイズすることにしました。
ヴィンテージの魅力はエイジングでは出せない「生の感じ」に他ならないと思います。
綺麗な眼鏡が欲しかったら新品を買えるわけなので。
綺麗にするより古く見せる方が難しい。
中島 正貴
有限会社スクランブル 代表取締役
1999年にメガネ業界に入る。新宿の紀伊国屋にあった三邦堂(閉店)でドイツ式両眼視測定を学ぶ。2006年よりメガネブランド「GROOVER」を立ち上げ、国内外の展示会へ出展する。2011年より世界初のレンズカスタムレーベル「GOODMAN LENS MANUFACTURE」を立ち上げる。2016年より世界のアイウェアシーンで有名なアイウェアマガジン「V.MAGAZINE」、アイウェアエキシビジョン「V.O.S」の日本開催権を取得。ネコ・パブリッシングの協力により「V.MAGAZINE JAPAN」の刊行と、「V.O.S TOKYO」を開催する。2021年には日本発のスポーツサングラスブランド「XAZTLAN」を発表。2022年、メガネの「ホントにミニマムな国際展示会RAMBLE」を7年ぶりに復活。2023年、5坪のメガネ屋「陽ハ昇ル GROOVER×XAZTLAN」を表参道にオープンさせるなど精力的に活動中。
職歴
・メガネナカジマ代表
・陽ハ昇ル GROOVER×XAZTLAN オーナー
・GROOVERデザイナー
・GYARD主宰
・XAZTLAN(ザストラン)ファウンダー
・東京セイスターグループ理事
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