SWANS-600N
子供用の度付ゴーグルを年間数多く製作させていただいております。
今回はスワンズのSVS600Nの強度(S-8.00)で作りました事例をご紹介致します。
とにかくスポーツ用ですので、レンズが外れない用に普通の眼鏡とは違う加工方法により、
メガネナカジマでは自店加工をしております。
スポーツサングラスの度付きに使う最新カットマシーンを導入し加工しております。
画像のような加工も、マニアックですが最近導入したシステムにより出来るようになった加工方法で、
度の強いお客様にはレンズの脱落防止などに効果的です。
お子様のサッカーをプレーする際にこういったバンド付きのゴーグルでありませんと
出場できないように日本サッカー協会より通達されております。
10年ほど前、全面的にサッカープレー時のメガネの着用が禁止された事がありました。
当時、私が日本サッカー協会に直談判し、こういったゴーグルタイプの度付きなら着用しても良いという通達を頂きました。
色々な大人の事情も絡んでおり一筋縄にはいきませんでした。
眼の悪い子はコンタクトレンズを着用するように通達がされていましたが、
協会側もそれはそれでリスクがあるという認識を持たれておりました。
コンタクトの着用は小学生にはちょっと辛いですよね。
最後は現場の審判の方々(主に保護者のお父さん)の後押しにより、着用がOKとなりました。
正式な文言としては諸事情で載せることは出来ませんでしたが、全国的に通達がされたのです。
その後、スワンズの他にもレックスペックスやフォーゴがリリースされ選択肢も多くなり、
サッカー(フットサル)、バスケットボール、バレーボールなどの競技に広く使われております。
スポーツゴーグルの多くはフレームにある程度の厚みがあります。
ですので、レンズがかなり厚くてもそれほど気にならないかもしれません。
画像はS-8.00という強度数で製作しましたが、フレームからそれほど大きくはみ出している感じはありません。
レンズ選びで悩まれる方が多いと思いますが、
■フェニックス素材 *セーフティーでオススメ
■1.60素材 *通常のレンズ素材では丈夫な素材です
をお選び頂ければそれほど大きなトラブルにはならないかと思います。
ポリカーボネート製のレンズも丈夫で良いのですが、お子様の扱いですとキズが付きやすく
コーティングの持ちがそれほど良くないので、上記の2種類がベターかなというところです。
特殊加工によって正面からの”ウズ”(干渉縞)も目立ちにくくなりました。
店頭にも常にフルバリエーションに迫るラインアップをご用意しておりますので、
是非ともサイズ感をお試し下さいませ。
お子様用の”キッズ&ユース”の優待レンズ価格をご用意しております。
ご不明な点はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
中島 正貴
有限会社スクランブル 代表取締役
1999年にメガネ業界に入る。新宿の紀伊国屋にあった三邦堂(閉店)でドイツ式両眼視測定を学ぶ。2006年よりメガネブランド「GROOVER」を立ち上げ、国内外の展示会へ出展する。2011年より世界初のレンズカスタムレーベル「GOODMAN LENS MANUFACTURE」を立ち上げる。2016年より世界のアイウェアシーンで有名なアイウェアマガジン「V.MAGAZINE」、アイウェアエキシビジョン「V.O.S」の日本開催権を取得。ネコ・パブリッシングの協力により「V.MAGAZINE JAPAN」の刊行と、「V.O.S TOKYO」を開催する。2021年には日本発のスポーツサングラスブランド「XAZTLAN」を発表。2022年、メガネの「ホントにミニマムな国際展示会RAMBLE」を7年ぶりに復活。2023年、5坪のメガネ屋「陽ハ昇ル GROOVER×XAZTLAN」を表参道にオープンさせるなど精力的に活動中。
職歴
・メガネナカジマ代表
・陽ハ昇ル GROOVER×XAZTLAN オーナー
・GROOVERデザイナー
・GYARD主宰
・XAZTLAN(ザストラン)ファウンダー
・東京セイスターグループ理事
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