GROOVER New SEDONA
サングラスシーズンの忙しさにかまけて、ブログを書くのを怠っておりました。
お陰様でピークを乗り越え、今シーズンのサングラスはひとまず一段落といった印象です。
度付サングラスの御依頼が多いので、この盆休みまでに仕上げてお渡ししたところでございました。
日頃より皆様のメガネナカジマへのご愛顧に感謝申し上げます。
メガネナカジマのプライベートブランドとして2005年にGROOVERは産声を上げました。
20代半ばを過ぎた頃から、どのブランドも同じようなものばかりで、商品セレクトにストレスが溜まるようになってきました。
国内の眼鏡デザイナーと呼ばれる方の殆どが亜流で、新しいデザインが出てくるムードがなくなって来た頃でした。
そういった退屈を感じるデザインを自分自身が掛けることが何よりもストレスで、これならば自分で作ってしまえと思いプロジェクトをスタートさせます。
当然、”超”閉鎖的な眼鏡産地の鯖江は全く門戸を開いてくれませんでしたが、若造の自分にも協力してくれる方がいらっしゃって何とか生産をすることが出来ました。
今でこそかなり柔軟に対応して頂いておりますが、当時は新参者を受け入れるムードはありませんでした。
紆余曲折と挫折の連続ながら、1年半掛かりで出来上がったのがSEDONAでした。
後に2本羽バージョンを”SHASTA”として、3本羽バージョンを”SEDONA”としました。
作った当時は両方ともにSEDONAのネーミングでした。
私にとっては365日愛用できるハッピーな眼鏡になりましたが、1年間で売れた本数は3本でした。
雑誌などにも多く取り上げて頂いたのですが、全く反響はありませんでした。
最初の年に購入してくれた友人の影響で、少しづつGROOVERを目的買いしてくれる方が増えだしました。
そんなに多くはなかったのですが、デビューイヤーからすれば劇的な変化です。
ほとんどがアパレル業界の方でしたが、すごく励みになりました。
SEDONAは数年に1回程度の限定で生産しております。
今回は自社工場「GYARD」製となったので、国産最高クラスのクオリティーをお約束いたします。
国内はもとより、海外への出荷も日に日に増えております。
今でこそ多くのGROOVERのモデルが海を渡っていますが、SEDONAは受け入れてもらえるでしょうか。
SEDONAが海外の眼鏡店に並んでいたら嬉しいなと思う日々がずっと続いております。。
New SEDONAの発売を記念して、メガネナカジマ別注カラーを作りました。
メガネナカジマからスタートしたモデルだけに、思い入れもあります。
フレームカラーはレッドササ。
赤をいつもラインナップさせたがると揶揄されるので、あえての赤です。
メガネナカジマ限定となっておりますので、気になる方は是非ともご覧頂けますと嬉しいです。
ブラック
GROOVER NEW SEDONA 30000yen + Tax
中島 正貴
有限会社スクランブル 代表取締役
1999年にメガネ業界に入る。新宿の紀伊国屋にあった三邦堂(閉店)でドイツ式両眼視測定を学ぶ。2006年よりメガネブランド「GROOVER」を立ち上げ、国内外の展示会へ出展する。2011年より世界初のレンズカスタムレーベル「GOODMAN LENS MANUFACTURE」を立ち上げる。2016年より世界のアイウェアシーンで有名なアイウェアマガジン「V.MAGAZINE」、アイウェアエキシビジョン「V.O.S」の日本開催権を取得。ネコ・パブリッシングの協力により「V.MAGAZINE JAPAN」の刊行と、「V.O.S TOKYO」を開催する。2021年には日本発のスポーツサングラスブランド「XAZTLAN」を発表。2022年、メガネの「ホントにミニマムな国際展示会RAMBLE」を7年ぶりに復活。2023年、5坪のメガネ屋「陽ハ昇ル GROOVER×XAZTLAN」を表参道にオープンさせるなど精力的に活動中。
職歴
・メガネナカジマ代表
・陽ハ昇ル GROOVER×XAZTLAN オーナー
・GROOVERデザイナー
・GYARD主宰
・XAZTLAN(ザストラン)ファウンダー
・東京セイスターグループ理事
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