Kustom Shoooot
5月に入りサングラスのオーダーを数多く頂いております。
G.W中にオーダーが少なかった分が、一気に回ってきた感じです。
一日中、加工機を回す日が多くなってきました。
時期も時期であるのに有り難い限りでございます。御礼申し上げます。
さて今シーズンの特徴はミラーが少ない!
ファンライドさんの特集でもやって頂きましたが、ミラー加工すると
一種の威圧感と言うか、強そうに見えてしまします。
その辺りを計らずもお客様の方から意識的に「ミラーなしで」とリクエスト頂きます。
色は時代を映しているんでしょうか。
度付きでレンズカラーをライトグレーで製作しました。
濃度60%くらいで仕上げ、オールシーズン・オールマイティー仕様です。
濃度50%位から裏面のみ反射防止コートの仕様にしています。
それ以下の濃度ですと表面の反射が気になります。
偏光レンズの場合は両面反射防止コート付きの方が
偏光度をロスせず有効だと思っております。
scalpelは「クリアブラウン×グレー」の組み合わせでしたが、
EKYONOX SXは「ブラック×ブラウン」の組み合わせです。
フレームカラーとレンズカラーのコーディネートを気にされる方が多いのですが、
意外と何でも馴染ますし、レッドソックへ換装するなど少し手を加えるだけで、
全然違う印象になります。
このあたりのAssemblyというかFixしていく作業がメガネナカジマの仕事です。
ショップのあり方とか存在意義はここでしかないように思います。
ただ作るだけならどこでも出来ますので。
タイトロープにTALEXのイーズグリーンへ度付きカスタム。
カラーコーディネートもさることながら、ギアとしても色気があると思います。
偏光レンズにカスタムしていますし、トータルな感じは大人だな~と。
もうどれだけ作ってカスタムしたか分からないほどの定番モデルです。
が、TALEXのDEEP GREYを入れました。
濃いグレーの定番カラーと言えばトゥルービューフォーカス。
この数年は席巻してきたわけですが、時代は巡ってDEEP GREYに
何か存在感を感じます。最近のお気に入りテイストにです。
10年は不発だった色ですが、1周りして戻ってくる感じがします。
色って大事です。

中島 正貴
有限会社スクランブル 代表取締役
1999年にメガネ業界に入る。新宿の紀伊国屋にあった三邦堂(閉店)でドイツ式両眼視測定を学ぶ。2006年よりメガネブランド「GROOVER」を立ち上げ、国内外の展示会へ出展する。2011年より世界初のレンズカスタムレーベル「GOODMAN LENS MANUFACTURE」を立ち上げる。2016年より世界のアイウェアシーンで有名なアイウェアマガジン「V.MAGAZINE」、アイウェアエキシビジョン「V.O.S」の日本開催権を取得。ネコ・パブリッシングの協力により「V.MAGAZINE JAPAN」の刊行と、「V.O.S TOKYO」を開催する。2021年には日本発のスポーツサングラスブランド「XAZTLAN」を発表。2022年、メガネの「ホントにミニマムな国際展示会RAMBLE」を7年ぶりに復活。2023年、5坪のメガネ屋「陽ハ昇ル GROOVER×XAZTLAN」を表参道にオープンさせるなど精力的に活動中。
職歴
・メガネナカジマ代表
・陽ハ昇ル GROOVER×XAZTLAN オーナー
・GROOVERデザイナー
・GYARD主宰
・XAZTLAN(ザストラン) CEO
・東京セイスターグループ理事
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