VISION EXPO WEST in LasVegas
先日6日間の臨時休業を頂いてラスベガスで行われた「VISION EXPO WEST」へ、自社ブランドの出展とメガネナカジマのセレクトを兼ねて出張してまいりました。
全米最大の眼鏡見本市なのですが、春に行われるニューヨークよりもコンパクトでフレームブランドは少ない感じです。
主要どころのブランドのレイバンなどは出展しており、国内では考えられないような展示ブースを構えます。
レイバンはレーシングシュミレーターを持ち込んでいました。
OAKLEYはVRを使ったPRIZMレンズのカラー体験を行っており、今後は全カラーPRIZM化する方向で進んでいるとのことです。
Googgle_Glassの実質的な失敗の影響で、アイウェアにおけるウェラブルがどう進化するか危惧していましたが、どうやらVRの路線で間違いなさそうです。
日本ともヨーロッパとも違う点は、メディカル系のブースが多いこと。
視野検査のツールの多さに驚きました。
日本の展示会も本来は医療機器との共催をするべきなのですが、色んな思惑によって別れてしまいました。
眼鏡が”雑貨”として扱われている日本の宿命です。
検査機器メーカーと加工機メーカーは世界の主要全社と言って良いほど集まっていました。
これは見応えがあります。
日本のレンズメーカーのHOYAはどうやら新システムを投入していました。
日本では導入する動きが無いので、このあたりも残念です。
海外の動向をリサーチして、メーカーへ突き上げるようにしています。
本当に日本市場が重要視されない現状が残念です。
いわゆるデザイナーズブランドは、ベネチアンホテルの35&36階のスウィートルームを貸し切って展示が行われます。
総勢100ブランドほどあり、ここに出ているブランドが世界中の展示会をツアーしているブランドです。
厳しいアメリカ市場で戦っている歴戦の雄と言っても過言ではありません。
その点、ヨーロッパは玉砕系の「1年しか見なかったな・・・。」というブランドも出てくるので寛容とも言えます。
しかし、ヨーロッパもテロや英国のEU離脱問題で経済は良くないらしく、眼鏡市場は冷え込んでるとのことでした。
VISION EXPOの前日準備が終わり、夕方から唯一のフリータイムがありました。
朝から巨大パンケーキを食べるこの人が、どうしても行きたいと言った場所がストラトスフィアタワー。
ピンと来る方も多いと思いますが、タワーの展望台に絶叫マシーンがあります。
スカイツリーの展望台と同じ高さだと言っていました。
結局2つのアトラクションに付き合い、苦手な私は気絶寸前。
ジェットコースターには無い怖さがあります。
シルバーウィークに臨時休業してしまい、大変ご迷惑をお掛けしてしまいましたが、メガネナカジマで良いご報告が出来そうです。
面白い商品を仕入れてきました。
徐々にインフォメーションしていきますので、お楽しみに。
中島 正貴
有限会社スクランブル 代表取締役
1999年にメガネ業界に入る。新宿の紀伊国屋にあった三邦堂(閉店)でドイツ式両眼視測定を学ぶ。2006年よりメガネブランド「GROOVER」を立ち上げ、国内外の展示会へ出展する。2011年より世界初のレンズカスタムレーベル「GOODMAN LENS MANUFACTURE」を立ち上げる。2016年より世界のアイウェアシーンで有名なアイウェアマガジン「V.MAGAZINE」、アイウェアエキシビジョン「V.O.S」の日本開催権を取得。ネコ・パブリッシングの協力により「V.MAGAZINE JAPAN」の刊行と、「V.O.S TOKYO」を開催する。2021年には日本発のスポーツサングラスブランド「XAZTLAN」を発表。2022年、メガネの「ホントにミニマムな国際展示会RAMBLE」を7年ぶりに復活。2023年、5坪のメガネ屋「陽ハ昇ル GROOVER×XAZTLAN」を表参道にオープンさせるなど精力的に活動中。
職歴
・メガネナカジマ代表
・陽ハ昇ル GROOVER×XAZTLAN オーナー
・GROOVERデザイナー
・GYARD主宰
・XAZTLAN(ザストラン)ファウンダー
・東京セイスターグループ理事
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