IOFT_2016
10月3.4.5日に行われていた東京での眼鏡展示会ウィークに参加していました。
GROOVERとしての出展と並行して、取引ブランドの仕入れを行いました。
NEWブランドは先日ラスベガスで行われたVISION EXPO WESTでセレクトしたので、東京ではメガネナカジマで取り扱う既存ブランドの仕入れとなります。
今回、IOFTという展示会にGROOVERは出展しました。
そして”アイウェア オブ ザ イヤー2017″を受賞しました。
キッズ部門という意外なジャンルでの受賞となりましたが、会期中は多くの注目を頂きまして大盛況のうちに幕を閉じさせて頂きました。
そもそもIOFTとはTVで紹介される「メガネベストドレッサー賞」が表彰される展示会です。
眼鏡に縁もゆかりもない芸能人が選出されるので、客寄せ話題作り的な側面は否めないのですが、かれこれ私の知る18年間はずっとそんな感じです。
一時期よりも会場スペースや出展社の減少は著しく、かなり規模を小さくしました。
眼鏡業界を端的にあらわした縮図のような展示会です。
ただ来場されるバイヤーの方が未だに多いので、工場を設立した本年は4年振りにIOFTへの出展となりました。
今回の”アイウェア オブ ザ イヤー”の反響は、良くも悪くも多く頂戴しました。
来年は未定ですが、多くの方にコミットできるように頑張ります。
今回、GROOVERの新型は自社工場”GYARD”が誇る国産最高クラスの品質のアイテムを出しました。
プラスチックとメタルのコンビネーションを品質良く作る工場がなくなってきた中で、どうしてもここまで作りたいと私の強い希望で邁進してきました。
ありがたいことに多くの方よりご注目頂き、オーストリアからも注文が入るまでになっています。
長く停滞していた韓国市場にも再チャレンジ出来そうなので、GROOVERにとってようやく新しいスタートが切れた形になりました。
また未開の地であった沖縄にもGROOVERのディーラーが決まりました。
私より少し若い世代の方が新しい風を吹かせてくれると思います。
数年前から沖縄に店舗を作れないか画策していましたが、彼らにGROOVERをお任せしようと思います。
メガネナカジマのセレクトでは、MASUNAGAのプロダクトが素晴らしかった。
間違いなくNEXTステージへ向かっているブランドだと思います。
個人的にはPARASITEが気になっていますが、今後また導入を考えたいと思っています。
工場の構想から約1年半ほどの間を駆け抜けて来ました。
11月の香港フェアでひとまず一段落となりそうです。
新しいプロジェクトをやるかどうか悩んでいる最中ですが、決めるにはもう少し時間が掛かりそうです。
前述の通り眼鏡業界はあまり良いトピックが無いのですが、時代の風向きが変わるまで今は準備の時期ですね。
中島 正貴
有限会社スクランブル 代表取締役
1999年にメガネ業界に入る。新宿の紀伊国屋にあった三邦堂(閉店)でドイツ式両眼視測定を学ぶ。2006年よりメガネブランド「GROOVER」を立ち上げ、国内外の展示会へ出展する。2011年より世界初のレンズカスタムレーベル「GOODMAN LENS MANUFACTURE」を立ち上げる。2016年より世界のアイウェアシーンで有名なアイウェアマガジン「V.MAGAZINE」、アイウェアエキシビジョン「V.O.S」の日本開催権を取得。ネコ・パブリッシングの協力により「V.MAGAZINE JAPAN」の刊行と、「V.O.S TOKYO」を開催する。2021年には日本発のスポーツサングラスブランド「XAZTLAN」を発表。2022年、メガネの「ホントにミニマムな国際展示会RAMBLE」を7年ぶりに復活。2023年、5坪のメガネ屋「陽ハ昇ル GROOVER×XAZTLAN」を表参道にオープンさせるなど精力的に活動中。
職歴
・メガネナカジマ代表
・陽ハ昇ル GROOVER×XAZTLAN オーナー
・GROOVERデザイナー
・GYARD主宰
・XAZTLAN(ザストラン)ファウンダー
・東京セイスターグループ理事
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