OAKLEY RX LENS issue#3

第1回目は「レンズカーブを合わせていこう」、第2回目は「レンズ設計」のお話をしました。
掻い摘んで言いますとカーブが強い度付サングラスでもカーブを合わせ、
カーブ強い度付きレンズだって非球面設計が使えるという内容でした。

第3回目は「レンズ形状に合わせて設計」というお話です。

まず↓の画像を見て下さい。
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目とレンズの距離やレンズの形、レンズに対して目の中心がどこに来るのかをデータ化したものです。
この測定データに基いてレンズをフルオーダーメイドしていく「フレームフィット」という考え方が世界的なトレンドとなっております。

日本では超高級ラインのレンズでいくつか採用されていますが、世界的な潮流を組んでいるとは言い難く現状はガラパゴス状態です。
日本の眼鏡販売はJINS・ZOFFなどの雑貨的価格帯の眼鏡店や、高機能ラインナップを使用できない眼鏡市場のようなワンプライス店が大きなシェアを占めているので、レンズメーカーもこういったレンズを投入しづらい背景があります。

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まずフレームフィットレンズの最大の利点はレンズの形に合わせて収差補正が出来る事です。

 

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分かりやすく言いますと、XLJシェイプとスタンダードシェイプだとレンズの形が違います。
レンズ外側下方向にレンズが大きく、まさにそのポイントがカーブレンズで視界の歪みが大きい場所です。
つまり眼とレンズの視線が通るポイントから離れれば離れるほど見え方に違和感が生じるのです。

OAKLEYは度付に対応するモデルがある程度決まっているので、フレームフィットで設計がしやすくコストダウンに繋がります。

カーブの強い度付きレンズ+内面非球面設計レンズ+フレームフィットという最強の組み合わせが今のOAKLEY純正レンズなのです。

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もともとアメリカブランドであるOAKLEYはこのフレームフィットという考え方を取り入れやすく、自社研磨による0.01単位での度数出しを行えるので、こういった取り組みが可能だったと言えます。

OTDというスペックで注文すると全てフレームフィットで製作されます。
スタンダードという球面設計も用意されていますが、価格は同価になりますのでOTDが断然お得です。
*スタンダードが用意されているのにも相応の理由があるので、スタンダードが劣っているというわけではありません。

しかもクリア¥29400、ミラー¥33600というレンズ価格の設定は世界的なプライスマップで換算しても激安です。
ハイカーブのフレームフィットというだけで相当なニッチ市場なので、ラインナップしているレンズブランドは軒並みハイレンジに価格を置いております。

それが3万円代前半とはとても嬉しいプライスになっております。
純正レンズ度数製作範囲が少し狭いのが難点ではありますが。。。。

 

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*OAKLEY純正レンズには刻印が入ります。

現状はOAKLEYのモデルにあるものしか純正レンズを買うことが出来ないのですが、今秋~来春に向け各レンズブランドがフレームフィットに取り組み始めてきそうです。

とてもテクニカルなレンズである一方、設計をコントロールできる技術者が非常に少ないのが現状です。
ここ数年、眼鏡はデフレの煽りを受け低価格化が進行しました。
これは眼鏡技術者を取り巻く環境・待遇を悪化させたと言って良いと思います。
まずは私自身がデフレ眼鏡との違いを明確にお伝えできる眼鏡作りに邁進していかなくてはなりません。

7年ほど前に、フレームフィットという衝撃的なカスタムオーダーメイドの考え方に出会いました。
いよいよ日本でも序章が始まりそうです。この時のために色々準備してきたので楽しみであります。

こういったメガネ作りが当たり前となるよう頑張っていきますので、よろしくお願いいたします。

 

 




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