LAST GMS106
8月も明日で終わりですね。
昨年に引き続き、盆休み後は雨が多くなりました。
今週のメガネナカジマは、かなりゆっくりした時間が流れておりました。
26日の南極観測隊サングラスの出張検眼が終わり、どっと疲れが出るのが分かりました。
9月から始まる展示会ラッシュに向けて、体調をまず立て直したいところです。
8月も残すところ1日。
2015年のパリ SILMO展でシルモ・ドールに輝いたGMS106が残り1本となりました。
ブログなどでご紹介する前に、あれよあれよと売れて行き残すところあと1本。
実を言うと、このモデルの受賞に関して賛否両論がとても多くありました。
3年連続での受賞に海外勢のデザイナーの多くが否定的でした。
「MASUNAGAはカネで賞を買った」とまで言うヨーロッパデザイナーもいました。
この短期間にシルモ・ドールを連続で獲得すると、そういった僻みも出てくるでしょう。
しかし私から見て、作り込みと品質を両立している海外ブランドは殆ど皆無で、例えばDITAやTOM BROWNのようなMADE IN JAPANで生産しているブランドが近い存在です。
かと言って自爆的とも言える驚きデザインのブランドも出てこない昨今は、バランス重視型のアワードになるのは仕方ないと思います。
現に、ここ数年のアワードは造形的なものより、カラーリングや作り込みに偏る傾向があると思います。
そして何よりもMASANUGAは世界中のGOODな眼鏡店に多くセレクトされています。
とにかく見た目にカッコイイGMS106は、シルモ・ドールに今のところは相応しいモデルだと思っています。
MASUNAGAが最近のグローバルなトレンドを牽引していることは間違いないので、まだまだメガネナカジマでも要チェックです。
私達はSILMOへの出展をパスしてしまいましたが、今年はどんなモデルがシルモドールを獲得するでしょうか。
Shop-N: GMS106
中島 正貴
有限会社スクランブル 代表取締役
1999年にメガネ業界に入る。新宿の紀伊国屋にあった三邦堂(閉店)でドイツ式両眼視測定を学ぶ。2006年よりメガネブランド「GROOVER」を立ち上げ、国内外の展示会へ出展する。2011年より世界初のレンズカスタムレーベル「GOODMAN LENS MANUFACTURE」を立ち上げる。2016年より世界のアイウェアシーンで有名なアイウェアマガジン「V.MAGAZINE」、アイウェアエキシビジョン「V.O.S」の日本開催権を取得。ネコ・パブリッシングの協力により「V.MAGAZINE JAPAN」の刊行と、「V.O.S TOKYO」を開催する。2021年には日本発のスポーツサングラスブランド「XAZTLAN」を発表。2022年、メガネの「ホントにミニマムな国際展示会RAMBLE」を7年ぶりに復活。2023年、5坪のメガネ屋「陽ハ昇ル GROOVER×XAZTLAN」を表参道にオープンさせるなど精力的に活動中。
職歴
・メガネナカジマ代表
・陽ハ昇ル GROOVER×XAZTLAN オーナー
・GROOVERデザイナー
・GYARD主宰
・XAZTLAN(ザストラン)ファウンダー
・東京セイスターグループ理事
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