LEX by Masunaga
久しぶりに仕事のスケジュールで頭がいっぱいにならない夏を過ごすことが出来ました。
メガネナカジマはサングラスのお客様が多いので夏は元々忙しいのですが、それに輪をかけて忙しくなっていた10年間を考えるとゾっとします。
本当にとんでもないスケジュールだったんだなぁと。
休める時は休んで、次の準備に入りたいと思います。
仕事が飛んでしまって不安はありますが、脳みそを一回リセットする事ができました。
眼鏡産地の福井県鯖江で100年以上続く増永眼鏡の新作が入荷してまいりました。
増永眼鏡の歴史が”眼鏡鯖江”の歴史と言っても過言ではありません。
日本の眼鏡作りの歴史はもうちょっと遡って、大阪から東京へと眼鏡作りが伝播したと聞いています。
徳川家康も鼈甲眼鏡を使っていたと言われております。
話はだいぶそれてしまいましたが、増永眼鏡さんが作るブランドがいくつかありますが、海外市場での躍進によって「MASUNAGA」ブランドに統一されています。
国内では”光輝”だけ漢字が使われていますが、グローバルでは「MASUNAGA」です。
近年のMASUNAGAの活躍はめざましく、世界中のブティックストアでセレクトされています。
今回入荷したLEXはオールチタン製で、チタニウム素材を上手に作るのは日本が秀でています。
そんな優位性を活かしたデザインとなっており、グローバルなトレンドに影響を与えていくでしょう。
リムとテンプルの色が分かれたツートンカラーも近年のトレンドです。
メタルむき出しのテンプルも、今っぽさが出ていますね。
ボストンやラウンドのシェイプがトレンドを引っ張ってきましたが、今年はスクエアやバタフライなデザインを多く見かけます。
少しまた変わってきそうですね。
中島 正貴
有限会社スクランブル 代表取締役
1999年にメガネ業界に入る。新宿の紀伊国屋にあった三邦堂(閉店)でドイツ式両眼視測定を学ぶ。2006年よりメガネブランド「GROOVER」を立ち上げ、国内外の展示会へ出展する。2011年より世界初のレンズカスタムレーベル「GOODMAN LENS MANUFACTURE」を立ち上げる。2016年より世界のアイウェアシーンで有名なアイウェアマガジン「V.MAGAZINE」、アイウェアエキシビジョン「V.O.S」の日本開催権を取得。ネコ・パブリッシングの協力により「V.MAGAZINE JAPAN」の刊行と、「V.O.S TOKYO」を開催する。2021年には日本発のスポーツサングラスブランド「XAZTLAN」を発表。2022年、メガネの「ホントにミニマムな国際展示会RAMBLE」を7年ぶりに復活。2023年、5坪のメガネ屋「陽ハ昇ル GROOVER×XAZTLAN」を表参道にオープンさせるなど精力的に活動中。
職歴
・メガネナカジマ代表
・陽ハ昇ル GROOVER×XAZTLAN オーナー
・GROOVERデザイナー
・GYARD主宰
・XAZTLAN(ザストラン)ファウンダー
・東京セイスターグループ理事
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