偏光レンズって何だ?
G.Wから偏光サングラスのご依頼が増えております。
その年によって波があるのですが、今年は偏光サングラスのオーダーが多い年になりそうです。
そもそも「偏光レンズって何だ?」と思われている方も多いと思います。
少しばかり初歩に戻って説明させて頂きます。
偏光レンズはレンズとレンズの間に「偏光フィルム」と呼ばれる膜が挟まれています。
最新スペックの偏光レンズは、偏光フィルムを挟まず表面コートで効果を出す技術もあります。
ではその効果とは?
釣り師には必須とも言える、水面反射が消えるという効果があります。
ルアーフィッシングが全盛となり見る釣りが増えた今、クオリティーの高い偏光レンズが必須です。
次に何と言ってもドライブレンズとして最適です。
対向車のウィンドガラスの照り返しや、雨の日の路面反射を取り除いてくれます。
眼の疲れを軽減してくれるレンズと言えますね。
■どのメーカーのレンズが良いか?
海外系メーカーの偏光レンズは、クラッシュ(衝撃)に強い素材を採用しています。
この耐衝撃性能が高い素材と偏光フィルムの相性が良くありません。
国産系メーカーは見え方を重視しており、それほど耐衝撃性能が高くはありませんが、偏光レンズの見え方は抜群に良いです。
【丈夫さを求める場合】
OAKLEYなどの純正ポリカーボネート製レンズが良いでしょう
【見え方を求める場合】
TALEX社やHOYA社のレンズ専業メーカーにカスタマイズをオススメします
単純に店頭に並んでいる偏光レンズが良いかというと、目的によってそうではありません。
ノーマルレンズ仕様のサングラスを買い、すぐに偏光レンズへカスタマイズするのがベストです。
つまりノーマルレンズは一度も使わずにお蔵入りさせてしまうわけです。
信じられないような話ですが、偏光レンズに見え方を求められる方は全てカスタマイズされています。
遠近両用レンズやハイカーブ系度付きレンズの偏光オススメブランドは、「HOYA社」のコーティング偏光です。
唯一、最新設計や専用設計されたレンズを偏光化する事が出来ます。
ノーマルな度付などはタレックスでも対応可能です。
国内全社の偏光レンズを取り扱っておりますので、偏光レンズにご不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。
中島 正貴
有限会社スクランブル 代表取締役
1999年にメガネ業界に入る。新宿の紀伊国屋にあった三邦堂(閉店)でドイツ式両眼視測定を学ぶ。2006年よりメガネブランド「GROOVER」を立ち上げ、国内外の展示会へ出展する。2011年より世界初のレンズカスタムレーベル「GOODMAN LENS MANUFACTURE」を立ち上げる。2016年より世界のアイウェアシーンで有名なアイウェアマガジン「V.MAGAZINE」、アイウェアエキシビジョン「V.O.S」の日本開催権を取得。ネコ・パブリッシングの協力により「V.MAGAZINE JAPAN」の刊行と、「V.O.S TOKYO」を開催する。2021年には日本発のスポーツサングラスブランド「XAZTLAN」を発表。2022年、メガネの「ホントにミニマムな国際展示会RAMBLE」を7年ぶりに復活。2023年、5坪のメガネ屋「陽ハ昇ル GROOVER×XAZTLAN」を表参道にオープンさせるなど精力的に活動中。
職歴
・メガネナカジマ代表
・陽ハ昇ル GROOVER×XAZTLAN オーナー
・GROOVERデザイナー
・GYARD主宰
・XAZTLAN(ザストラン)ファウンダー
・東京セイスターグループ理事
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