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【後編】国内外の感性が交差するアイウェア展示会|RAMBLE METROPOLITAN 2025 レポート

お待たせしました! 前編に引き続き「RAMBLE METROPOLITAN 2025」秋の展示会レポート(後編)をお届けします。今回のRAMBLEは常連ブランドに加え、初参加やお久しぶりなブランドも出展したことで、表参道の展示会場は今までにないほど大賑わい! 


 

ABSOLUTE VINTAGE -アブソルート ヴィンテージ-

バッファローホーンと漆の出会いが生む素敵なエフェクト

スタイリッシュかつコスパに優れた、ハンドメイドのオプティカルフレーム&サングラスが香港の若いローカルたちに人気のABSOLUTE VINTAGE。一方、RAMBLEではもう一つの顔となるオーダーメイドのバッファローホーンフレームを紹介してくれました。注文から1~3カ月を経て完成する、その待つ間のドキドキも含めて特別な存在なんです。
今回新たにお目見えしたのが、ホーンの表面に漆を塗ったフレーム。漆は一度塗って乾いたらまた塗る、というのを何度も繰り返して幾重にも層を形成する。それによって耐久性が増し、防水効果もあるとか。昔の人の知恵って凄いと思うとともに、漆の性質を生かした新たな質感――ゴツゴツしたテクスチャ――にも注目したいところですね。

 

QUAD -クアッド-

日本人にジャストフィットな、ハイカーブ・スポーツフレーム

競技において目から正確な情報を得ることは本当に大事で、それが勝敗を決定することも選手たちはよく知っています。カールツァイス社のレンズは最前線で戦う彼らの強い味方。同社の高性能“プリズムオフセット”レンズを搭載し、日本人の顔の骨格に合ったフレームを開発するスポーツサングラスブランドQUADが、遂にRAMBLEに初参戦しました!
透明感のあるクリアグレーのフレームに偏光レンズを搭載した“9001(左) ”、シルバーミラーのツァイスレンズで戦闘能力もUPしそうな“9002(右)”真っ白なフルリムでしっかり目をガードする“9003”。調光・偏光・各種レンズカラーとフレームカラーのバリエーションも豊富。つまりスポーツや天候に合わせて最適な一本が選べるということなんです。

 

NUTTY -ナッティ-

グラスコードの草分けブランド、RAMBLEに帰還する

今でこそグラスコードブランドは多くなりましたが、2010年頃はまだマイナーだったカテゴリー。そんな時代からコツコツと手づくりでお洒落なアクセサリーを作り続けてきたNUTTYも初期からのRAMBLEファミリーです。コロナ禍以降、初めての展示会とのこと。気になるアイテムを見ていきましょう。

写真上/猫型のシェルビーズと欧州のクリスタルガラスに猫のシェルビーズをあしらった“A661(左)”、三つ編みの合皮コードと革ボタンを組み合わせた“A701(右)”、写真下/メガネモチーフと革ボタンがアクセントの“A689(上)”ビーズとボタンでよりシンプルな“A704(下)”。メガネライフを可愛く彩るグラスコードが揃い踏みのNUTTYYでした!

 

OGK KABUTO -OGKカブト-

広々とした視界と、どこまでも続く快適な賭け心地

スポーツにおいてもっとも大切なことの一つ。それは目から正確な情報を得ること。そしてその重要な器官を守ること。OGK KABUTOは、サイクリングスポーツを中心に目の保護と快適な視界、快適な掛け心地を追い求めるのが精髄。出来上がったデザインはつまり、ファッションではなく機能に裏打ちされたカタチ、ということなんです。
彼らが求める機能を具現化する「FLEX-AIR」シリーズは“FA1”、“FA2”とラインナップし、軽量性や安定した装着感を実現してきましたが、次期モデル“FA3”は、数値では推し量れない長時間の装着感にフォーカス。展示会当日はまだモックアップの状態でしたが、フレームもNXTレンズも可能な限り薄型にし、圧迫感の軽減に貢献するそうです。

 

22 DEGREE EYEWEAR -22ディグリーアイウェア-

香港アイウェアカルチャーのトップランナー

眼鏡店「22 OPTICAL & ZEISS VISION EXPEC」を運営する傍ら、3Dプリンターを用い、それを手作業で1本ずつ仕上げるブランド、22 DEGREE EYEWEARを創造するのは香港眼鏡界の鬼才、Pazo Hoさん。11月には彼のお店でGROOVER SPECTACLESとroom No.6とのコラボイベントを開催するなど、常識に囚われない活動に挑戦しています。
3Dプリンターを駆使したチタンや樹脂による芸術的なデザインに加え、βチタンを組み込んだストレスのない掛け心地や安全性など、眼鏡の設計面でも理に適ったつくり。幸運のお守りとしても知られる蛇骨を3Dで再現したテンプルやシルバー、ジェムストーンをあしらったモデルやタイダイをイメージしたコンビモデルなど、その作風は唯一無二です!

 

PADMA IMAGE -パドマ イメージ-

ブランド初となる、メタルフレームが降臨

PADMA IMAGEを中核に、ホーンフレームの魅力を凝縮したN PRODUCT、小顔の大人に嬉しいtico chouetteを手掛けるデザイナーの蓮井 明治さん。前回同様、多彩な作風を披露してくれました。静けさの中に力強さを感じさせる各コレクションの中でも筆者が思わず萌えたのが、PADMA IMAGE初のメタルフレーム。直線的なデザインが持ち味です。
画像上/ほんのり白が混ざる黒に白のテンプル。天然の色が織りなす2トーンのホーンフレーム“Duck”(N PRODUCT)。画像下/バーブリッジの青がゴールドのリムカラーを引き立てる“MET col.4”(PADMA IMAGE)、フレーム幅125mm、レンズ幅41mmの極小サイズで、シンプルかつ上品な大人眼鏡“FUTA col.1”(tico chouette)

 

XAZTLAN -ザストラン-

さらに強靭さを増したアクションスポーツギア

アルピニストから競輪選手、そして野球選手などプロフェッショナルなアスリートたちが頼れる存在、として選ぶスポーツサングラス。XAZTLANは堅牢かつフィット性の高い独自設計のフレームに、スポーツサングラス用に特化したレンズレーベルのGOODMAN LENSE MANUFACTUREを装備。協議の結果を左右するゲームチェンジャーなギアです。

今季のニュースは代表作“GHOST”に新色のポリッシュドブラックが加わり、さらにヒンジ周りをよりタフな構造にアップデート。既存モデルもアメリカの厳しい工業規格「ANSI Z87.1」をクリアしていましたが、今回の改良によって同規格を大きく上回る強度を得ることに。今まで以上に激しいアクション下でもベストな機能を発揮します。

 

YIN YEAR -イン イヤー-

切ない想いが鮮やかに蘇る記憶装置としての眼鏡

形見の眼鏡を介して記憶や思い出。そんな個々人にとっての価値ある想いを継承する黒縁をカタチにしたYIN YEARが前回に引き続き、RAMBLEに出展してくれました。中でも夕暮れの情景を表したカプセルコレクションは著者の子供時代に体験した、夕方の空気や音や匂い、その時の気持ちまでを掘り起こし、思わず切なくさせる秀逸な作でした。
ブランドのデザインマナーである“黒縁”を貫徹し、コンセプトである「継承」を探究する新作“YY1-25(右)”、“YY2-25(左)”。この繊細なアウトラインを表現するために素材はアセテートを使用。もう一つの画像は数量限定のカプセルコレクションから“YY KI-25”。テンプルに夕焼けの情景を纏い、忘れていた夕暮れの記憶を呼び覚ましてくれます。

RAMBLEは単なる仕入れの場所ではなく、ブランド同士や異業種同士、海外の参加者との交流が盛んで、ちょっとした雑談がキッカケで前例のないプロジェクトやイベントに発展するケースも。新しい何かを模索するアイウェア関係者は次回、春のRAMBLEにぜひ参加してみてはいかがでしょうか!

 

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