Trade Journal
”業界紙”の取材を受けました。
「今の業界についてどう思いますか?」
「今後の業界について・・・・」
と質問をされました。
業界の今後なんて悲観的にしか考えた事が無かったので
何とも言えないのですが、父親より年上な”記者”の問いかけは
思いのほか考えさせられてしまいました。
漠然としているネガティブなイメージが眼鏡業界に対してあります。
多分これは急速に縮小した市場規模に起因していると思います。
JINSやZOFF、眼鏡市場のような価格破壊なスタイルをやり玉に挙げる気は
サラサラありません。業態として支持されているものですし、時代のニーズです。
そもそも小人が今更ここで愚痴ってもどうにもならないでしょう。
じゃぁそういう事じゃない業界への不満は・・・・・・・・・特に無い。
よくよく考えてみると実はそんなに業界を知らないんです。
眼鏡業界の売り上げのほとんど占める量販店のカラクリすら分かっていない。
量販店に務めた事さえ無い。
細かい事言えば、「こういうレンズが欲しい!」「こういう製品にして欲しい!」など
ありますが、最近はかなりフレキシブルに対応してもらっています。
逆にやりやすい感じすらあります。
やっぱり自分自身は好き勝手やりたいので、人の事なんかに構ってられません。
業界の今後なんて人に任せておく事にします。
それが問いかけへの答えのような気がしています。
中島 正貴
有限会社スクランブル 代表取締役
1999年にメガネ業界に入る。新宿の紀伊国屋にあった三邦堂(閉店)でドイツ式両眼視測定を学ぶ。2006年よりメガネブランド「GROOVER」を立ち上げ、国内外の展示会へ出展する。2011年より世界初のレンズカスタムレーベル「GOODMAN LENS MANUFACTURE」を立ち上げる。2016年より世界のアイウェアシーンで有名なアイウェアマガジン「V.MAGAZINE」、アイウェアエキシビジョン「V.O.S」の日本開催権を取得。ネコ・パブリッシングの協力により「V.MAGAZINE JAPAN」の刊行と、「V.O.S TOKYO」を開催する。2021年には日本発のスポーツサングラスブランド「XAZTLAN」を発表。2022年、メガネの「ホントにミニマムな国際展示会RAMBLE」を7年ぶりに復活。2023年、5坪のメガネ屋「陽ハ昇ル GROOVER×XAZTLAN」を表参道にオープンさせるなど精力的に活動中。
職歴
・メガネナカジマ代表
・陽ハ昇ル GROOVER×XAZTLAN オーナー
・GROOVERデザイナー
・GYARD主宰
・XAZTLAN(ザストラン)ファウンダー
・東京セイスターグループ理事
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