第八話 実家でも…

「時間が溶ける」と、急に弟が言い出した。 
「は?なに?なんて?」と、すぐに聞き返したら
「いやだから、時間が溶ける」と、サラッと答える
「え?だからどーゆー意味?」と、も一度聞くと
「時間が溶ける、溶けるようにすぐに時間がなくなるってこと。」と、何度も聞くなと怠そうに答えてきた
「うわ!何それ!!!」と、大興奮の私、それを見て更に冷める弟、対比したようなあったかい朝ごはんが今日の実家の食卓。
バイトに行くと言って弟はかけていた眼鏡をコンタクトに変え、足早に出ていった。

私の「いってらしゃーい。」は見事に無視された。

 


仕事で大阪に週一で向かう様になって早4週目、ようやく実家に帰れた。

私は4人兄弟の2番目で、姉は東京で働いていて、弟2人は実家から学校に通っている
中々揃うことはないのだが、
今回はGWということもあり見事に4人とも実家に揃っていて
みんなで集まるリビングも姉と一緒だった部屋も毎日使っていた洗面所やトイレもなんだか少し小さく感じた
久しぶりに集まると大きくになったのだなぁと実感する。

仕事が終わり家に帰ると兄弟全員リビングでくつろいでいた。

姉「お、みーちゃんおかえり」

私「ただいま〜」

嬉しくなったので記録用にスマホを向けて撮ろうとした。

姉(眼鏡)「やめて〜今おブス眼鏡やから〜」

私の姉が目がとんでもなく悪い。

嫌がる姉は可哀想なので映さないでおこうと思い 弟2人にカメラを向けた

弟1(眼鏡)「撮るな」

弟2(眼鏡)「なになにー?写真ー?ええでカッコよく撮って〜」

母(時々眼鏡)「なんや、みんなで撮ってんのー?それ頂戴〜」  

結局家族で写真を撮って久しぶりの集合写真にある異変に気づく。

待って
うちの家 眼鏡率高くね?めっちゃ眼鏡率高くね?目悪くね?ほぼ皆かけてね?
まって、眼鏡ちゃんの癖に眼鏡またかけてなくね?

 

 

私、このネタあと何回引っ張るんだろ…。

 

てへぺろ。

 

 

 

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。