美容的アプローチで選びたい「クリアサングラス」


40代になり、遅まきながら美容に興味を持ち始めた私。
まぁ、これまでもそれなりにメイクはしてきましたが、少々義務感でやっていたところもあって……。今は、メガネのデザインや度付き・度無しによってアイメイクを変えたり、作りたい肌の質感に合わせてファンデーションを選んだりしながら楽しんでいます。

メイクが楽しくなると、その土台であるお肌の調子を良くしたくなり、今度はスキンケアに力を入れたくなる。そうして調べていくと、とにかく“紫外線を浴びないこと”がスキンケアの要諦だということに行きつくのです。高級な美容液に頼る前に、とにかく日焼け止めで肌を紫外線から防御せよ、と。

というわけで、最近は日焼け止めについて調べたりしているわけですが、商品説明を読んでいるとモノによっては「紫外線に加え、ブルーライトや近赤外線からも肌を守ります」と書いてあったりする。いやはや、これって、まるでメガネレンズの説明文のようではありませんか……。

 

有効活用したい「クリアサングラス」

ニコン・エシロール社の裏面紫外線カットの図解

「光老化」。美容に興味がある人なら、この言葉を聞いたことがあるかと思います。この光老化は、年齢による老化とは異なり、子どもの頃から浴びた太陽光線の量に応じて起こるものだということなんですね。

とにかく、紫外線は美容の敵。そうした意識が高まっているからでしょうか。近年は「クリアサングラス」と名付けられたアイテムが、大手チェーンなどで販売されているのを目にするようになりました。“サングラス”とあるけれど、クリアレンズなので見た目はメガネ。そう。紫外線カット機能のあるレンズであれば、メガネでも紫外線対策は可能なんです。

それゆえ普段使いのメガネや伊達メガネでも良いわけですが、「クリアサングラス」と名付けられているものの多くは、レンズの表面だけでなく裏面も紫外線カットコートが施されているようです。レンズの裏面に反射して入ってくる紫外線も防いでくれるので、さらなる紫外線カット効果が期待できます。

“クリアサングラス”として販売されているものでなくても、好みのフレームに裏面も紫外線カット効果のあるレンズを入れればOK。クリアゆえ眩しさは防げませんが、見た目はメガネゆえシーンを選ばず目元の紫外線をカットすることができるのが魅力だと言えるでしょう。

 

ブルーライトや近赤外線カットも

セイコー社の「美ケアコート UVP」の図解

光老化にもっとも影響を与えるのは紫外線ということなのですが、化粧品メーカーや皮膚科などのWEBサイトを見ていると、近赤外線や太陽光強度のブルーライトも、この光老化に影響を与えるということが書かれています。

ブルーライトカットレンズは既に知られた存在ですが、じつはレンズには近赤外線カット効果を謳っているものもあります。SEIKOの「美ケアコート UVP」や東海光学の「エターナルスキンコート」などですね。

これまで近赤外線カットレンズの存在は、メガネ業界以外ではあまり知られていなかったように思います。ですが、最近「メガネの愛眼」が、美容家・タレントのIKKOさんをイメージキャラクターに起用して、近赤外線、HEV、紫外線をカットできるレンズを打ち出しました。IKKOさんを起用するということは、完全に美容的なアプローチですよね。TVCMもよく見かけるので、メガネで近赤外線もカットという認識は、これまでより広がっていくかもしれません。

というわけで、これからはお肌も目も有害光線から守っていくことをより心掛けていきたいと思います。こうした紫外線やブルーライト、近赤外線カットによる美容への効果は、正直なところすぐに実感できるものではありません。でも、きっと数十年後の肌や目を守ることになっているはず……。

「30~40代になって生じるシミやタルミは、過去に浴びた紫外線の量と関連している」と言われているので、浴びてしまった分については、もう後悔してもどうにもなりません。でもひとつ希望が持てるのは、私は日焼けを気にしていなかった若い頃も、メガネだけはずーっと掛けていたということ。小学生の頃から、目元の紫外線だけはある程度カットできていたのではないか……。そう願いたいところです。

 

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